蜜蜂と遠雷のレビュー・感想・評価
全340件中、201~220件目を表示
人物像と緊張感
えっ、これってドキュメンタリー作品?
と、勘違いしてしまうようなカメラワークと人物像の掘り下げと緊張感ある展開。
とても面白かったです。
松岡茉優さんの素晴らしい演技力と臨場感のある良質なクラッシックも楽しめるお得な映画でした。
とても楽しめました^_^
原作は長編小説なのでストーリーはかなり省かれてる気はしますが、とても心地よい2時間でした。
クラッシックの世界は知らない私でもとても見やすく監督の技量はかなり評価できます。
小説の中での音楽の微妙な表現を具体的にするのは相当大変な作業だったと思いました。
出演者の皆さん適材適所ですがやはり松岡茉優は鼻につくほど上手(褒めてます)
後新人の天才ピアニスト役の鈴鹿央士も光ってます。
ピアノのテクニックや細かなミス云々の方向にしなかったのが個人的には良かったです。
原作ファンの人間描写を知っていればもっと名作になるという意見や物足りなさは理解できますが、
上映時間の制限の中では十分楽しめる作品でした。
幅広い年齢層の方にお勧めします。
音のパフォーマンスの高さに圧倒!
音の洪水に飲み込まれるかと思った…
ε-(´∀`; )
あっという間の2時間。
私の中では1時間くらいに感じました。
それほど音楽の海に溺れていたってことか…(°▽°)
流れ出るクラシックの旋律に、研ぎ澄まされて、ずっと音が頭の中で鳴り響いているかのようでした。
この感動は映画館でしか味わえない!
広いホールで音の響きを堪能できてよかったです(๑>◡<๑)
皆さんの感想にもあるように、この映画の半分はクラシックの響きのみ。
普段クラシックを聴く人はもちろんですが、全然聞かない人でも、彼らの演奏の素晴らしさに聞き惚れてしまうこと必須!
4人の弾き方がまるで違うので、それぞれの音の世界を想像しながら観れました(^^)
中でも、松岡茉優さんのピアノは素晴らしかった!
始めは、暗闇の中で1人でポツンと弾いている感じがイメージされたけど、後半で一気に花開いた瞬間、溢れ出る音の旋律に震えが止まりませんでした!
彼女自身が実際に演奏しているシーンもあるので、より一層リアルな世界を体感できたのは事実!
自分の過去に押しつぶされそうになりながらも、自分の中のトラウマとなっている殻を破ろうとする、その努力に拍手したくなりました。
感情の起伏が激しい難しい役どころでしたが、松岡茉優さんだから、ここまでのクオリティになったと思います!
普段おしゃべり付きでハロプロ好きなイメージが一切感じられない、その真逆な雰囲気が素晴らしかったです(°▽°)
そして、今回新人だった、鈴鹿央士さんの神童の役どころも素晴らしかった!
彼のクリクリとした目はまるで子ども。
でも、一度ピアノを弾いてみれば多彩な音の旋律が次々に生まれるという、予想を遥かに超えた奇跡の逸材を見事に演じています。
天才を想像させるような独特の雰囲気が、彼を覆っている感じ。
周りの役者の方に全く引けを取らない、その自由で幸せそうな世界観がとても良かったです(๑>◡<๑)
こうしてみると、音楽の映画って、その役者さんのパフォーマンスの高さが、演奏の巧さに繋がっている感じがします。
演技がうまければ上手いほど、ピアノの音もクオリティが上がってくるのかもしれませんね。
2人の話ばかりでしたが、もちろん松坂桃李さんの優しい雰囲気も、森崎ウィンさんの優等生な姿も役にピッタリ!
4人の役者さんの演技力の高さが、この映画の完成度をここまで高めているように感じました。
素晴らしい映画をありがとうございます!
久しぶりに、たくさんのクラシックが聞けてとても充実した時を過ごせました
(*´∀`)♪
魂を揺さぶるピアノの世界
恩田陸さんの原作は、単行本発売時に既読。本屋大賞にも選ばれ、ここ数年、ずっと読書メーターの上位に顔を出していた作品。いつか映画になればと思いながら、ピアノ演奏場面が難しいだろうと思っていましたが、待望の映画化でした。
一流ピアニストへの登竜門とも言える若手のクラッシック・ピアノ・コンクールが舞台。そう言うと少し堅い感じがしますが、そうした隙を与えない4人の個性ある登場人物とストーリー展開に思わず引き込まれます。
母のトラウマに苦しむ栄伝、天才ピアニストのマサル、破天荒な演奏をする風間、家庭持ちの明石、俳優陣も原作通りの配役でした。それぞれの立場で、コンクールにかける思いとお互いの演奏に魂を揺さぶられ、新たな感動を生みます。
特に、最後の栄伝が弾くプロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 Op.26 第1楽章は、凄まじまでの気迫が伝わり、それを演じた松岡茉優は、鬼気迫るものかありました。
全体的には、静かなストーリー展開の中にも、ピアノにかける、若きピアニストの熱き情熱がほとばしる作品に仕上がっています。
「狭い所の音楽を、広い世界に解き放す」それがこの作品の主題かな…。
素直に良かった
「鈴鹿央士(新人)」含めた主役4人の説得力がやっぱり良い。ピアノ演出も元々弾けるのか知らないけど頑張ってた。友人ピアニスト達が観てどう思うのか感想を聞きたい。指揮者のキャラ付けの件だけがちょっと消化不良に感じた。
世界の全ての音を奏でる
音楽を映像や言葉で表現したり、その反対に文学を音楽で表現したり。芸術を介してのコミュニケーションはとても雄弁で強いです。若いピアニスト同士が音楽を媒介にして魂を高め合う様子が、劇中の音楽で見事に描かれていて涙が止まらない。
面白いとは思わなかったけど嫌な気持ちにもならない。
原作読んでないし音楽も詳しくないからよくわからなかった。
浜辺のシーンとかなんか青春描いてて??
でもピアニストを母に持つ子供、挫折した天才少女って、子供の時からスパルタ教育受けて性格ひねくれた嫌な子なのかなと思ってたけど、普通に優しいお母さんでとても優しい性格の子でよかった。
第2ののだめカンタービレとはならず
のだめカンタービレのような、鳥肌の立つ音楽を映画で味わいたくて鑑賞しましたが、今作はまるでコンクールのダイジェスト。1次予選、2次予選、最終審査を2時間に納めるのは時間的に無理だったようです。
1曲まるまる聞かせたのは栄伝さんの最終審査のみ。物足りなかったです。
ストーリーに感しても、中途半端な印象でした。4人の過去、背景にいろいろあったように匂わせつつも掘り下げられてないので結局キャラが立たず。4人とも同列に扱われていましたが、主役を1人に絞って深みを持たせたほうが奥行きが出たでしょう。
演者さんに関しては、森崎さん、斉藤さんは英語のセリフが多かったですが自然でした。よく、難しい英文のセリフなのに発音が追いついてない演技が散見されますが、全くそんなことなく、良かったです。
また、新人の鈴鹿くん。想像以上で素晴らしかったです。広瀬すずちゃんのスカウトで芸能界入りし初の演技とのことですが、末恐ろしい役者さんが出てきたな、と思います。広瀬すずちゃん、スカウトマンの才能すごいんじゃないでしょうか。。
世界は音楽で溢れてる
音が楽しいとはこの作品のことじゃないだろうか。
音楽にもクラシックにも詳しいわけではないし、原作未読なのでどこかファンタジーな面は恩田さんの作風なのかなとも思うけど純粋に楽しかったし感動した。
難しく考えないで感じて欲しい作品。
生活者の音楽は敗北、ではない。
エンドロールのはじめに、受賞者一覧が出ました。
こういう芸術系の賞は純粋な一位二位三位は総合得点。
いかに審査員の心に響き、賞を与えたかったか、無賞で終わらせたくなかったか、が、特別賞枠にあらわれます。
しっかり明石さん二つも受賞してました。
俳優陣の方々、相当苦労されたと思います。
雨の表現も美しかったです。
最後、とても感動しました。
栄伝ってスゲー名字ですが何か意味があるんですかね⁉️
努力VS天才物をスポーツならまだしも音楽でやられると、ちょっと悲しくなる。
それなら見なければ!って片付けたらねぇ。音物を文字でイメージするには限界がありますから。
コンクール独特のみんな敵っていう空気、ジェニファしか出してねぇし。
個人的には明石のカデンツァが好きです。
展開が早い
序盤のそれぞれの人物描写と中盤のコンクールの描写はもう少し念入りにして欲しかった。そうすると、いくら時間があっても足りませんが。。。最後の方はよくまとまってて、なにより実際にピアノが聴こえるので小説より分かりやすかったように思います。
映画自体は配役もぴったりでいいと思います。
役者陣は凄く良かった
この石川監督てポーランドの名門ウッチ映画大学に留学して演出学ぶ(wiki)って。前作は"愚行録"これも直木賞。
原作#恩田陸
原作は2016下半期直木賞・2017本屋大賞のダブル受賞作。
.
蜜蜂と遠雷けっこう番宣してましたねー。
個人的に1週前公開のフランス映画"パリに見出されたピアニスト"とのピアノ映画対決🎬
.
さて原作を調べると纏めるための改変とか色々あり、なんなら118分で4人の群像劇て。。
"物語中の音楽"という現実化が難しい題材(しかも天才がいっぱい)をよく纏めた方かも。
.
そして、宮沢賢治"春と修羅"。
wikiだと自己規定、自己宣言を伴った内容で、情景描写・心象風景、内面と外面、光と影、といった対比が特徴だと。内面の変容と内面の変容を外から見る別の視点があり、難解。
.
まさにそんな感じの映画だったが、説明セリフとピアノ演奏、役者陣で一般受けしやすいようになんとかなっている。
自分としてはイマイチ。話の目的地が何処か?はっきりせず進む。
.
映像★★★☆☆綺麗だった。前作も撮影をピオトルニエミイスキという方がやってるみたい。手持ちカメラの揺れ😣と色調が印象に残った。演出面では心象風景というか内面描写がしつこかった→🐎
音楽★★★☆☆ピアノ部分はプロ。ノリの良い曲は無い。テクい曲が多い。ピアノ1音トゥーン♪でなんか振り向いたり、それっぽい雰囲気出す感じが多くて飽きた。それまで普通に弾いてるのでラストのカタルシス弱い。
内容★★☆☆☆かなり台詞での説明、心情吐露が入る😔タイトに纏めたいはずなのに妙にテンポ悪い回想入る。なのに、目的、解決とも何に立ち向かって何故解決したか分かりづらい。
.
森崎ウィンは最高すぎた。蜜蜂には伸び代めちゃくちゃ感じるが、、テンポとノリの良さとパリの華やかさで"パリに見出されたピアニスト"を推薦
原作知らなければ
原作を一気読みして感動したのでやっぱり文字では聞こえないピアノ部分を是非知りたいと思い、鑑賞。こんな感じの曲なんだ、とか、思ってたよりこの曲好きかも、とかクラシック素人には有り難かった。
ただ、私が小説からイメージしてた栄伝亜夜とはなんか違うような…私が感じ取ったイメージが間違ってたのかな。
原作知らなければ違和感なく観れたかも。ただ、原作知らなければキャラの背景を全然理解出来なくてついていけなかったとも思う。
全340件中、201~220件目を表示