「原作は越えられなかった…」蜜蜂と遠雷 とろりさんの映画レビュー(感想・評価)
原作は越えられなかった…
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原作を読み終わってすぐに鑑賞したせいかもしれないけれど、思っていた以上に展開が早過ぎてまったく感情移入できなかった、、
あの超大作を一本の映画に収めなくてはならないから、色んな箇所を端折るのは仕方ないけれど、どうしても私は奏がいなかった事が納得できず…涙
亜夜が復活できたのはマサルや塵の影響があるけれど、やはりずっと側で見守ってきた奏のおかげでもあると思う。
亜夜が完全復活できた演奏を会場で聴いて、マサルと涙するシーンがあったら、映画により感動を与えられたんじゃないかな…と、、
ただ、松岡茉優と鈴鹿央士はめちゃくちゃハマり役だった!
2人とも小説から出てきたみたい!
特に鈴鹿央士はもう雰囲気からなにから風間塵にしか見えなかった!
マサルは、、もう少しハーフ寄りの金髪イケメンが良かったなぁ、、
リエコ役の斉藤由貴さんとシルヴァーバーク役の俳優さんもなんだかイメージと合わず、、
あと、亜夜は悩みながらコンクールに出てはいたけど、もう少し明るいキャラだったと思う。
それこそ、原作では“この子は本当に大丈夫なのかな!?”って奏が心配してたくらいだから…笑
そう考えたら、やっぱり奏がいた方が亜夜という人物をもっと深掘りできた気がする。
とはいえ、ピアノ演奏はとても素晴らしかった。
あーなんだかもったいない作品だったなぁ…
脚本家の方、、原作が重厚過ぎたからちゃんと読まなかった??
しっかり読んでたら、飛ばしちゃいけないエピソードたくさんあったと思うけどなぁ……
残念…
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