劇場公開日 2019年10月4日

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「期待し過ぎたせいか乗れず…」蜜蜂と遠雷 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)

3.0期待し過ぎたせいか乗れず…

2020年4月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

恩田陸さんの「真夜中のピクニック」が人生ベスト級に
好きな小説だ。

「蜜蜂と遠雷」小説は未読。
この映画を観る限り、小説を観た方は「あのシーン!」と
乗れて、
未読の僕には、この間には素敵なエピソードがあったはず!
このキャラクターの関係性は何か描かれてたはず!
と言うのは容易に想像出来て、
自分には原作にチャレンジして派手に散った作品
だと思えた。

音楽シーンは素晴らしいけど、そんなのは音楽を題材にした
映画なので当たり前であって欲しい。
なので、人間関係やエピソードに盛り上げが欲しかった。

4人の演技は素晴らしいし、
ピアノの天板や側面の黒で過去を映し出す演出は
凄い!と思ったので、キャラクターをもっと掘り下げて、
天才たちだから理解は出来ないけど、
感情移入はさせて欲しかった。

ただ、二人でピアノを弾くシーンで、
この人たちピアノで会話するどころかセックスしちゃってる
なと思いました。
そんな映画ではないのだけど。

小説読みます。

奥嶋ひろまさ