「魂と炎の誇張表現」プロメア キノさんの映画レビュー(感想・評価)
魂と炎の誇張表現
白熱したバトルシーンやメカニックなシーンに圧倒され、たまに入るシュールな動きにクスッと笑ってしまうところも面白かった。
キャスティングもグレンラガンやキルラキルからの馴染み深い声が聞こえてきた。
歌舞伎や纏など伝統文化の要素を取り入れられていて深みがあったし、なにより「ビシッ」「バシッ」っとしたキレッキレの作風に歌舞伎がとてもよくマッチしていた。
冒頭の社会の中で鬱屈した人々が暴走する描写や、「人は傷つけない」「自分たちの想いを(燃やし)主張し続ける」というリオの言葉に、現代社会でのデモ活動やマイノリティなどの人権の問題などもリンクしている様だった。
もし自身の不満や鬱屈が可視化出来るとしたら、こんな風に怒りや憎悪も炎で表現できるのだろうか…と思った。
個人的に滅殺開墾ビームが大のお気に入りです。
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