劇場公開日 2019年5月24日

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「身を呈して庇ってくれた部下に、「お前たち~!!」と叫ぶのはどうかと思う。」プロメア よしさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5身を呈して庇ってくれた部下に、「お前たち~!!」と叫ぶのはどうかと思う。

2020年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

突如現れた火炎を発するミュータントと、それに係る陰謀に迫る消防士の活躍譚。

映画に関しても、その制作陣に関しても、まったく基礎知識がないまま鑑賞。結果、私にはまったく合わない映画でした。
「キルラキル」の制作陣なんですね・・・映画館で鑑賞された方は、これらのアニメにシンパシーを感じて鑑賞された方なのでしょうか?私の低評価に少し不安を覚える位のギャップでした。

低評価の理由は幾つもあります。
・アクションシーンのBGMと効果音がうるさく、セリフがしっかりと聞き取れません。当然、ストーリーや場面の展開について行けません。
・同じく、アクションシーンのカメラワークの切り替えが多すぎて、戸惑います。スピード感や迫力を出したいのでしょうが、見難いとしか感じませんでした。
・サブキャラの扱いにも不満が残ります。折角名前までキャプチャー付きで提示されたのに、活躍シーンは殆どなし。結果として映画全体が少し浅く感じました。
・また、ファンタジー系に有り勝ちな「何でもあり設定」になっているように感じられ、緊迫感を感じ難くなりました。製作者はしっかりと煮詰めているのかもしれませんが、伏線等で提示してくれないと、私には「ご都合主義」に感じてしまいます。
・そして何より人物の描き方が浅いです。ラスボスのバックボーン、主人公の信念の源、姉の妹への執着。もう少ししっかりと描いてくれれば、人物に共感を持てたかもしれませんが、この内容では難しいと感じます。もっとも、やり過ぎるとこの映画のスピード感を失くすことにはなるのですが・・・

なので、残念ながら極めて低い評価となります。当たり前の話ですが、本当に映画の評価って、人の好み次第ですね。

と言うわけで、高評価の方々には申し訳ありませんが、低評価とさせて頂きました。

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よし