「うるさい」プロメア panpan00さんの映画レビュー(感想・評価)
うるさい
エンドロール終了後に拍手が起きた。
テンポが良く、映像もスタイリッシュで迫力もあり面白かった。残念ながら音が煩く感じた。若い人向けなのだろう。
最後の方が?になってしまったが、拍手が起きるほどであるから素晴らしい映画なのだろう。
ネタバレすると下記。
異世界に太陽のような燃える星がある。この星と地球の核がリンクしてしまい、その影響でバーニッシュ(炎を扱う人類)が誕生した。その燃える星には生命体があり、燃えたがっている。この衝動がバーニッシュに影響を与え、バーニッシュは自分を抑えきれず周囲を焼き付くしてしまう。
バーニッシュの出現により大被害を被った旧人類は、バーニッシュを見つけたら即逮捕、強制収容するなど、迫害をする。
バーニッシュはそれに反発する。中でもテロ行為をして反発する者たちが現れ、彼らはマッドバーニッシュと呼ばれる。リーダーはリオ・フォーティアで、リオはバーニッシュの中でも炎を扱う能力が高い。
街を治めるクレイ・フォーサイトは、裏では捕まえたバーニッシュで人体実験を行っている。クレイは近々地球のマグマが溢れそうであり、それによって人類が滅亡することを知っている。そのため宇宙船を製造していて、ワープする際にはバーニッシュのエネルギーを使うことを想定している。バーニッシュからエネルギーを取り出す方法は滑稽で、大型扇風機にバーニッシュを縛り回転させると火を吹きエネルギーが発生する。エネルギーを取り出されたバーニッシュは死に灰となる。
街を火災から守るために結成されたレスキュー隊の新人ガロ・ティモスが本編の主人公。幼い頃に腕を失いながら自分の命を救ってくれたクレイを尊敬している。事実は、バーニッシュであるクレイがガロの家に火を付け、そのカモフラージュとしてガロを救ったのだ。この時、ガロの家族は死んでいる。
ガロは映画冒頭の火災でリオと出会う。リオは捕まるがこれは意図的であり、捕まっている仲間を救うためだった。収容所でリオは仲間を連れ出し脱出する。この時、ガロはクレイが人体実験をしていることを告げられる。
ガロはクレイに人体実験のことを確認すると、クレイは宇宙船やワープ実験などをガロに打ち明ける。しかし、正義感の強いガロはクレイに反発し、捉えられてしまう。
リオを裏切った仲間のバーニッシュにより、リオの仲間が捕まってしまう。リオは怒り、クレイのいるビルに攻撃しようとする。が、捕まっていたガロはリオの攻撃によって脱出でき、リオの攻撃を防ぐ。2人とガロの同僚アイナは偶然デウス・プロメス博士の研究所を見つける。そこで、デウス博士の意識体と出会う。デウス博士はクレイに殺害されたのだが、その前に意識だけをシステムに移行してあった。
デウス博士からバーニッシュ誕生の原因や、バーニッシュをエネルギーにする際の苦痛が地球のコアに悪影響を与え地球が崩壊することを告げられる。
ガロとリオは協力して、ロボットに乗り込み、クレイを止めようと立ち向かう。クレイの指令官室はロボットに変形でき、クレイはそのロボットでガロたちと対戦する。結果は当然ガロの勝ち。
ガロとリオは、まず異世界の星と地球のコアとのリンクを断ち切る。次に燃えたがっているのは燃えきっていないからという理由で、燃え尽きようとする。火消しのガロがいることで人や物は燃えないようだ。ロボットは巨大なロボットになり地球を殴ると炎は燃え尽き、地球の崩壊は防がれた。この時、バーニッシュから炎を扱う能力が消えた。