「本当は怖い(?)プロメア」プロメア ウマノホネさんの映画レビュー(感想・評価)
本当は怖い(?)プロメア
原作・中島かずきの、「劇団☆新感線」や「いのうえ歌舞伎」をつくりあげてきたエンターテインメント性と、それを複雑になりすぎずに2時間の上映時間の中でまとめ上げる脚本、
スピード感あふれる映像を視覚的に見せつつも、ゴチャゴチャとしないスタイリッシュなカラフルさで見せるアニメーション、
そして、登場人物らの熱のこもった声の演技で、
あっという間に駆け抜けていくのがすごく心地よかった☆
その実、物語の深いところでは現実性も感じます。
突然変異体である人間に対する世間の見方や偏見、
彼らへの人体実験や人力エンジンという非道な残酷さ、
感受性の強い人間だからこその、社会に蔓延するストレス(満員電車、渋滞、家庭内暴力など)に対する生きにくさや、
それが誤った方向でテロ行為へとつながる(見なされる)怖さ。
そうした意図も含まれているような気がするし、
そんな世の中のモヤモヤ~...を "完全燃焼" させてくれる彼らが本当に熱い作品です!!
近場の映画館での上映最終日のすべり込み鑑賞となりましたが、
見ることができてよかったー♪
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