「これが映画の楽しさ!」プロメア キレンジャーさんの映画レビュー(感想・評価)
これが映画の楽しさ!
「映画の良さ」っていろいろあるから、単純に星の数で比べられないけど、「観てる間のワクワク感」「観た後の爽快感」「友達と語り合いたくなる感」を基準にするならホントに最高レベルの作品。
CGアニメの真骨頂、「360度グルグル視点」「近景・遠景・どアップからどロングへの瞬間切り替え」という、アクション映像の楽しさてんこ盛り。
色彩も演出もデザインも、ある意味古典的で懐かしく、ある意味ポップで新しい。
言うまでもなく澤野弘之の音楽は我々の感情を揺さぶり続ける。
「グレンラガン」や「キルラキル」の良さはもちろん、その他過去様々な作品をイメージさせるサービス精神も満載。
「光子力研究所じゃん!」とかね。
細々とした辻褄やストーリーは「良い意味」で機能していない。でも、好きな人はやっぱり大好きな「中島かずき」テイスト。
キャストされた方々の力量も素晴らしくて…。
堺雅人はどこまでも堺雅人なんだけど、堺雅人であることを決して作品中で違和感にさせない、圧倒的「堺雅人」力!
まだ観てない皆様。
『カロリー』は『熱量』と定義される。
まさに高カロリー。お腹いっぱいで劇場を出ることになるよ。
この映像に盛り込まれた膨大な情報量を咀嚼するなら、テレビサイズの画面では無理。スマホなんて問題外。
是非とも劇場で。
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