ゴールデンスランバーのレビュー・感想・評価
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韓国サスペンス映画らしくスケールアップしている
WOWOWの伊坂幸太郎原作映画の特集にて。
原作小説が発表されたのは2007年。
日本で映画化されたのが2010年。
本作の公開は2018年。
この短いようで長い時間差が本作には反映していて、この映画では追っ手の組織に最新テクノロジー(っぽいもの)が見られる。
主人公はひたすら“好い人”。
父親が息子を信じるのは原作と同じなのだが、日本映画だと笑わせるところが、韓国映画だと違和感がない。
やたらと他人が助けてくれる日本版よりも、友情に重心を置いたことで追いかけっこ物語に説得力のようなものがあった気がする。
主演のカン・ドンウォンは二枚目と評されるが、私はどうもそう思えない。嫌いではないが。
日本版の主演堺雅人も、私には二枚目に見えないのだ、これが。
それより、ハン・ヒョジュが私は好きだ。「春のワルツ」のときから好きなので、彼女が観られるのがこの映画の一番の評価ポイントだったりする。(申し訳ないが、好きなものは好きなので)
日本版の竹内結子も…同じく。
人生は犯人にも英雄にもなり得る
【国家VS無実で善良な宅配ドライヴァー。韓国映画ならではの、街中爆破シーンの迫力や泣かせのシーンを絡めたノンストップ逃亡劇。】
ー アイドル歌手・スアを強盗から救い出し、国民的ヒーローとなった誠実な宅配ドライバー・ゴヌ(カン・ドンウォン)。
ある日、高校時代のバンド仲間・ムヨル(ユン・ゲサン)に突然呼び出されて再会を喜んでいた時、目の前で次期大統領最有力候補者が爆弾テロにより暗殺されてしまう・・。ー
・伊坂幸太郎のベストセラー小説をカン・ドンウォン主演で映画化したサバイバル逃走劇。
原作とは異なるラストや韓国版ならではの大胆なアクションシーンや爆破シーン。
・且つてのバンド仲間との結束など、泣かせるシーンも”ザ・韓国映画”です。
<邦画版と比較して観るのも面白い、ノンストップ逃亡劇。
ビートルズの”ゴールデンスランバー”(オリジナルではありません・・。)も、効果的に使われています。>
原作と邦画版に比べても面白い
鬼ごっこの勢いはよかった
中盤までは勢いやテンポがあって面白かったです。ただ、終盤に向けての畳み方は爽快感がものたりなくイマイチ。原作、邦画版は未読です。
ストーリーを熱心に追っかける感じではないので、流し見するにはちょうどよいと思います。お人好しな主人公のカン・ドンウォンの演技が良かったし、中盤のお助けキャラのキム・ウィソンも素敵だった。
国家の陰謀に巻き込まれる理由が理不尽なので、だからこその演出的な説得力が必要とされた気がしますが、そこが勢いだけで終わってしまったのと、旧友との絆の描き方がそこまで感情移入できなかったので、ラストのタイトル回収までの流れがあまりピンとこなかったです。
なおこういった映画のお約束ですが、国家機関のエージェントが無能過ぎて心配になります
カン・ドン・ウォンの表情がたまらない・・・
役者陣の演技が光る………だがしかし。
私は伊坂幸太郎のファンで、原作小説は数回繰り返し読み、堺雅人主演の日本版も視聴済みです。
「総理大臣(韓国版では大統領候補)が暗殺され、巨大な陰謀によって根っからのお人好しで名誉市民だった主人公が濡れ衣を着せられるが、仲間たちの助けを受けながら逃亡を図る」というのがこの作品の根本となるストーリーなのですが、この根本のストーリー以外の部分が大幅な改変をされています。
映画としては普通に面白かったのですが、原作ファンとしては「ここまで改変する必要あったんだろうか」と思わざるを得ません。映画化にあたって多少改変するくらいは仕方ないと割り切れます。しかし、原作では重要な役割を果たすキャラクターが登場しなかったり、ラストの展開も改変されているので原作のラストにある感動的なシーンが丸々無かったり、「求めてたものと違う」というガッカリ感がかなり強かったです。原作の名シーンは軒並みカットかれてました。
堺雅人主演の日本版は映画的にも面白かったし、かなり原作に忠実に作られていて個人的には高評価でしたが、この韓国版は「面白いけどコレジャナイ」という映画でした。
ただ、評価できるポイントも多いです。役者陣の演技が本当に素晴らしかった。特に主人公役の俳優さんは「底抜けのお人好し」な感じがよく出ていましたし、それ以外の配役もキャラクターにピッタリで本当に良かった。
原作ファン目線ではイマイチでしたが、映画としては普通に楽しめる作品だったと思います。オススメです。
原作は良いんだろうなというのは伝わった
逃走劇としては面白いけれど…
逃走劇としては面白かったけど、食い足りない感もあり
(ちなみに日本版は観ていません)
襲われているアイドルを救ったことで、名誉市民として表彰されたゴヌ(カン・ドンウォン)が、ある瞬間から一転、大統領候補暗殺の容疑で追われる身になってしまう
そこからゴヌは、追われて、追われて、逃げ回る
その逃げ回るのが、ソウルらしい細い路地裏と、坂道の連続で
迷路みたいな道を走り回っているのを見ているだけでも面白い
逃げ回るぐらいだったら、戦えば良いのにと思ってしまうけど
そもそも人と争うことができないゴヌは、立ち向かっていくことができない
そのゴヌの性格が、この映画のミソなっている
どんなにひどいことをしても、どうせ反撃できないゴヌという人は、罪を被せるのには最適なの人
しかし、そんなゴヌだからこそ、周りの人たちは、ゴヌを助けようとする
けれど、いつまでも逃げ回っているわけにもいかないので、ゴヌは、その不毛な戦いを終わらせる決断をする
そんな逃走劇はハラハラドキドキの連続で面白かった
でも、あまりにも、ユン・ゲサンが演じたキャラクターが中途半端だった
何のためにユン・ゲサンはそんな行動をしたのか
肝心な動機が見えないまま話が終了してしまい
なんとも消化不良だった
んーー
キャスティングも良かったし、アクションも迫力あったのに、なんとも残念
後半の展開が
韓国で作ると
2019-007@シネマート新宿
原作は相変わらず未読、日本版は公開当時バウスシアターで鑑賞済み。
因みにバウスシアターはとっくに閉館済。。
はじめに思ったのは、小さい劇場とはいえお客さん多いなってことと、マダム層の方が9割占めていたので、これが韓流ブームなのか!っていうこと笑
所々の設定は日本版とは違ってたりしたけど、もともとの話が面白いので韓国版も面白かった。
韓国版なので主人公が逃げ回るのは当然韓国の街の中で、それがとても新鮮。いつものことながらとんでもなく急な坂道が出てきたり、韓国の庶民的なマンションなんかもいい感じ。
韓国版の主人公は旧友の顔ぶれを観る限りかなりの童顔の青年で、それもあってか主人公の純粋な部分が強く伝わってきてとあるシーンでは涙は出ないまでもグッときた。
韓国映画というとバイオレンスな描写はかなり痛々しいイメージが強いんだけど、直接的な描写はないものの今作でも、そんなもので殴ったらどうなっちゃうんだよっ!ていうシーンがあったりしてハラハラもできた。
あと、自分が韓国映画をそこまで観慣れていないせいなのかもしれないけど、女優さんの顔が判別しづらかった。笑
👍
ひたすら逃げまくります
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