「逃走劇としては面白いけれど…」ゴールデンスランバー とえさんの映画レビュー(感想・評価)
逃走劇としては面白いけれど…
逃走劇としては面白かったけど、食い足りない感もあり
(ちなみに日本版は観ていません)
襲われているアイドルを救ったことで、名誉市民として表彰されたゴヌ(カン・ドンウォン)が、ある瞬間から一転、大統領候補暗殺の容疑で追われる身になってしまう
そこからゴヌは、追われて、追われて、逃げ回る
その逃げ回るのが、ソウルらしい細い路地裏と、坂道の連続で
迷路みたいな道を走り回っているのを見ているだけでも面白い
逃げ回るぐらいだったら、戦えば良いのにと思ってしまうけど
そもそも人と争うことができないゴヌは、立ち向かっていくことができない
そのゴヌの性格が、この映画のミソなっている
どんなにひどいことをしても、どうせ反撃できないゴヌという人は、罪を被せるのには最適なの人
しかし、そんなゴヌだからこそ、周りの人たちは、ゴヌを助けようとする
けれど、いつまでも逃げ回っているわけにもいかないので、ゴヌは、その不毛な戦いを終わらせる決断をする
そんな逃走劇はハラハラドキドキの連続で面白かった
でも、あまりにも、ユン・ゲサンが演じたキャラクターが中途半端だった
何のためにユン・ゲサンはそんな行動をしたのか
肝心な動機が見えないまま話が終了してしまい
なんとも消化不良だった
んーー
キャスティングも良かったし、アクションも迫力あったのに、なんとも残念
コメントする