「チンピラ言葉の応酬」キングダム odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
チンピラ言葉の応酬
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後の秦の始皇帝となる秦国王嬴政(吉沢亮)と将軍となる李信(山崎賢人)の若き頃の逸話、弟の陰謀により国を追われた嬴政が李信に守られ、山の民の助けを借りて王座奪還する物語。
コミック原作のジュブナイル向けの青春群像劇、壮大な中国歴史ものにも関わらずセリフを聞いていると現代のチンピラ言葉ばかり飛び交うので、ちぐはぐ感が否めません。
日本の戦国時代劇も骨肉の争い含め野蛮さにおいては大差ないのでしょうがやたら生々しく人が斬殺されるのでこれを痛快アクション・エンターティンメントとして愉しむ心境にはなりにくいのが困りもの。
奴隷から抜け出すには剣の力しかないというコンセプトは時代や歴史を考えれば納得なのだが現代風にアレンジされている劇なので若者が感化されて曲解しないことを願います。
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