劇場公開日 2019年4月19日

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「【”春秋戦国時代を平定し、中華の覇王を目指す!”奴隷の地位から剣一つで成り上がっていく少年の姿や、壮大なスケール感が素晴しき作品。中国の象山影視城をメインで使用した迫力ある戦闘シーンにも魅入られる。】」キングダム NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”春秋戦国時代を平定し、中華の覇王を目指す!”奴隷の地位から剣一つで成り上がっていく少年の姿や、壮大なスケール感が素晴しき作品。中国の象山影視城をメインで使用した迫力ある戦闘シーンにも魅入られる。】

2022年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

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■紀元前245年の秦。
 戦災孤児で、奴隷身分となった少年・信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、中華の大将軍になることを夢見て剣術の鍛錬に励んでいた。
 ある日、漂は王都の大臣・昌文君(高嶋政宏)によって召し上げられ、2人は別々の道を歩むことに。だが、それには理由があった・・。
 嬴政(後の始皇帝)(吉沢亮)が支配していた秦では嬴政の異母弟、成蟜(本郷奏多:小物振りが堪りません・・。)によるクーデターが勃発し、嬴政と姿形が似ていた漂は王の身代わりを見事に演じるも、致命傷を負い、信のもとにたどり着く・・。

◆感想

・今作品のスケール感の壮大さに驚いた。春秋戦国時代を描いた書籍と言えば、誰でも知っている三國志だが、この作品では同時代の前半、始皇帝が名を挙げる前の時代を描いている。
故に、作者独自の解釈が随所に自由に描かれており、それが魅力である。

・キャラクターも魅力的な人物が多い。
メインキャストを演じた、山﨑賢人を始めとし、
 1.奴隷の野望溢れる漂と、凛とした時に冷酷な秦王、嬴政を見事に演じ分けた吉沢亮。
 2.全体を俯瞰した立ち位置で振舞う、やや、お姉言葉の王騎将軍を演じた、大沢たかお。
  - それまでの役柄を刷新した、お姉言葉を見事に操る器の大きな謎の将軍を演じている。見事なインパクトある演技である。-
 3.山の王を演じた長沢まさみ。
 4.且つては将軍でありながら、余りの残虐さ故に罷免された左慈を演じた坂口拓。
  - 個人的には、このキャスティングは、素晴らしいと思った。-
 5.忠臣、昌文君を演じた、高嶋政宏。

<今作を当時、観賞しなかったのはアニメの実写化に抵抗感があったからである。(今では、もうない。)
 だが、今にして今作を観ると、中国の象山影視城をメインで使用した迫力ある戦闘シーンやスケール感の大きさにも魅入られる。
 この後、信が嬴政(後の始皇帝)を支え、如何に中華の覇権を取っていったのか・・。
 次作が、楽しみである。>

NOBU
琥珀糖さんのコメント
2022年11月26日

お邪魔します。
中国で撮影されたと聞きましたが、
象山影視城だったんですか?
今、画像を検索して見ています。
大きなお城。さすがのスケールですね。
勉強になりました。
ありがとうございます。

琥珀糖
悠々同盟さんのコメント
2022年7月7日

NOBUさん
共感ありがとうございます。
実写が好きであればあるほど、実写化には抵抗でますよね。
私はキングダム原作知らずでしたので素直に映画が楽しめましたが
この映画は原作好きにも高評価でしたので、NOBUさんのお眼鏡にもかない嬉しく思います。
一作目が良かったからこそ、2作目のハードルは高くなるだろうけど、期待して観ようと思ってます。

悠々同盟
みかずきさんのコメント
2022年7月5日

NOBUさんのお好きなジャンルの作品だと推察します。
私も三國志も好きですし、本作も好きです。
私もアニメの実写化には抵抗がありましたが、百聞は一見に如かずなので公開時に鑑賞しました。

公開間近の続編が楽しみです。

-以上-

みかずき