「館内にみなぎる緊迫感!」キングダム かなくるさんの映画レビュー(感想・評価)
館内にみなぎる緊迫感!
原作は未読ですが、予告を見た時から『これはスクリーンで見なくては!』と心待ちにしていました。
結果から言うと、見ながら飲もうと思ってたコーヒーをほぼ忘れてた位、キングダムの世界に引きづり込まれました。いやぁ、すごかった!!
山崎賢人さんが「全身全霊で撮影に望んだ」と言うのがひしひしと伝わってくるようなキャストとスタッフの熱量を感じる作品でした。
信と漂の別れのシーンや、替え玉となった漂が晶文君?達に「諦めるな!」と叫んで囮を引き連れて離れるシーンなど、館内皆息を詰めて見ている緊迫感がみなぎっていました。私もそのシーンでは思わず泣けてしまいました。そして信の「無念を晴らすというなら、そいつらが夢見てた事を叶えてやれ」みたいな事を言うシーンではホントに胸を鷲掴みされました。
山崎賢人さん、ほんとに信を全身全霊で演じてたのがよく伝わる熱演でした。原作は知らないけど、きっと信を演じるのは彼以外いなかっただろうな、と思わせる熱量だった。
漂とえい政を見事に演じ分けた吉沢亮さんもすごかった!えい政の冷静沈着で、でも熱い胸の内を持つ王の姿は毅然としていて本当に王たる王だった。長澤まさみさんの楊端和の凛とした力強さと美しさは女の私が見ても惚れ惚れします。
他のキャストの方々もホントに熱がこもってて素晴らしかった!ただ、橋本環奈ちゃんの
河了貂だけはちょっとキレイ過ぎる気がしました。
アクションシーンも相当鍛練したんだろうなと思わせる迫力あるもので、どのシーンも息を詰めて見てました。
ONE OK ROCKのエンディングも作品にピッタリ!最後までテンション上がりっぱなしでした。
楽しみにしていた予想をはるかに上回る大作でした!もう1回見たい!続編も絶対見ます!!