劇場公開日 2019年5月17日

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僕たちは希望という名の列車に乗ったのレビュー・感想・評価

全79件中、21~40件目を表示

4.0若者の決断

2019年8月1日
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鑑賞方法:映画館

たった2分間、黙祷をしただけで。
この現代ではただそれだけのことが、東ドイツという国で帯びる意味。最初は内々に済まそうという展開だったはずが、あっという間に追い詰められていく若者たち。追い詰め方が半端ない。何としても首謀者を見つけ出そうとする政府。「言論の自由がない」という状況をリアルに実感させられる。
自分たちだけではなく、家族にも影響が及ぶ尋問。決断し行動すること、思っていることを言うことが、あの時代、あの国ではまさに命がけと言っても良い。
最初選んだように弁解し逃げ切るのも取り得る道ではあったと思う。まあ、それはあっという間に塞がれてしまうのではあるが...。私だったらどうにか逃げようとしてしまう気がして、とても葛藤した。
若者それぞれの、親との関係性も非常に興味深かった。親への反発、畏敬、そして真実。本当に「上の者」は情報を巧みに扱うのが上手い。若者を的確に揺さぶる。
その中でも、母の言葉、父の表情、握手の重みが親の感情をひどく感じさせた。行く方も残される方も、覚悟が要るのだ。
しかし最後に提示されるのが「希望」でよかったと思う。とても難しいけれど、唯々諾々と生きるより、自分で考えることは大切なのだ、と感じた。

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andhyphen

4.5正義とは

2019年8月1日
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鑑賞方法:映画館

自分の信念、自分の正義をどこまで貫けるかって話
家族、恋人、友人、そして未来の自分、大切なモノを差し出しても、それを貫くのか?
何が大切なのかを否応なしに考えさせられる作品
素晴らしかった、おすすめ!

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みっくるん

4.5自由、自由、自由!

2019年7月23日
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私たちが当たり前に享受している自由、それが奪われた社会の実像を伝えてくれる傑作。自由を欲する若者たちの心の叫び、魂の慟哭がスクリーンから響いてくる。人間の自由意志に対する敬意なき社会のおぞましさ、恐ろしさ、グロテスクさ。同調を強制するか、自由意志に基づいて連帯するか。外面的には同じ集団行動でも、内実は100パーセント異なる。願わくば前者を退け、後者を良しとする社会であってほしい。今、香港では映画と同じことが起きているのではないだろうか。

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Naofumi

4.5現代の日本と重ねてしまう

2019年7月22日
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国家とか体制という話とは全く別次元だが、今ワイドショーでやってる話となんとなく重ねてしまった。
いいお話でした。本も読んでみたい。

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ca

3.5世代間の連鎖

2019年7月15日
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鑑賞方法:映画館

国の体制が変わってもそこで暮らす人は変わらず歴史は繋がっている。この後の彼らの人生がどのようになって、どんな家族を作ったのか、興味深いです。

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zita

3.0信念を貫く

2019年7月14日
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鑑賞方法:映画館

東西冷戦下の東ドイツで起こった実話。青春を謳歌する学生たちが2分間の黙祷をしたことから大事件に巻き込まれる。それでも国家に負けずに信念を貫く学生たちの熱い姿には心を打たれる。
それぞれの時代にそれぞれの青春があることを改めて実感した。
2019-146

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隣組

4.0「新聞記者」と合わせて観たい

2019年7月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

若者のちょっとした正義感からこのような問題になるとは。これが事実に基づていることに驚きを禁じ得ない。独裁政権、忖度の横行、、、過去の話だけではないように感じる。このような世の中にしてはいけない。

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nakanaka3966

5.0しばらく席から立てず

2019年7月13日
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ハリーポッターシリーズで好きな作品といえば「不死鳥の騎士団」なのですが、更にその好きな部分を濃縮したような作品でした。

まだベルリンの壁ができる前の東ドイツ、社会主義国家ソ連占領下。高校の生徒たちは授業開始後、同じくソ連占領下のハンガリーにて自由を求めた人へ追悼の意を込めた2分間の黙祷をする。

その行為が社会主義国家への反逆とみなされ、最初は学校の教師から、校長、教育局員と徐々に事態が大きくなり、教育大臣までもが、誰が首謀者か尋問に乗り出す。信念を貫いて仲間とともに歩むのか、友人を裏切りエリートコースを進むのか。

祖父の墓参りと同じような気持ちだったのだろうか、社会主義への反骨精神だったのだろうか、ただ単に興味本位で多数決に乗っただけなのだろうか...
個々の生徒がどのような気持ちで黙祷していたか分からないが、"たった2分間"が許されない状況になる社会主義の怖さを感じました。

史実を基にした社会派映画であることに加え、こんな青春したかったと思わせるぐらいに、青春ものとしても濃度が高い。家庭と学校、友情と恋愛、社会的地位と自由、困難や葛藤に対し、自ら考え、互いに主張し合う。

本作に出てくるキャストそれぞれ個性のある登場人物を演じ、それぞれにしっかりと焦点を当てて、描写が丁寧なため、キャラが生きていた。特にパパさん2人が良かった。対照的ながらもやはり自分の子供は可愛いのだなと。後、教育局調査官のケスラー。醸し出る冷徹な雰囲気や表情が凄まじかった。生徒の集会所であったパウルの叔父宅への訪問シーンは、終始全ては映されないが想起される非情な仕打ちが怖い。

国家に睨まれる深刻さを表現しつつも、ラストは親子関係に話が展開するのも見事でした。

ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、列車に乗った後はどうなったのか、色々と思いが巡り、エンドロール後もすぐには席を立てず。

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K-TA

5.0ドイツの若者は強い❗

2019年7月11日
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星🌟🌟🌟🌟🌟ドイツ映画はあまり見ないのですが…凄く良かったです❗東ベルリン、西ベルリンの頃はあんまり知らなくてベルリンの壁も途中で出来た事を初めてこの作品で知りました❗もしベルリンの壁のあとの出来事だったら希望と言う名の列車に乗れず違った人生を歩んでいたと思うと感慨深いです❗観終わったあと思ったのですが高校生位の子達が家族を残してでも西側に行く決断をしたのは凄いと思う❗もちろん家族の援助も有ったと思いますが…壁がなくなった今は一緒に暮らす事が出来てるのでしょうか?ちょっと気になりました❗なにはともあれ最初から最後まで展開が気になり惹き付けられて観た良い映画でした❗演じる若者たちもイケメン美人を揃えていて違った意味でも見応えがありました❗

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ミリン一番搾り

3.0「言い逃れをする人は嫌いなの」

2019年7月9日
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悲しい

怖い

幸せ

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いぱねま

3.0自己判断

2019年7月1日
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鑑賞方法:映画館

テオが家族と別れ、西側に旅立つシーンは涙が出てしまった。
両親は納得して送り出してくれたが、二人の弟達は、兄の決断を理解してくれるのだろうか。
映画の中では描かれない、残された家族達のその後が、頭から離れなかった。

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はるっち

5.0自由という名の駅を目指して。

2019年6月30日
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幸せ

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bloodtrail

5.0「事実」は最高のストーリーテラー

2019年6月26日
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高校生たちのちっちゃいけど重い行動、それを反乱とみなして捻り潰そうとする国家権力、葛藤する親達。決断力と友情と勇気。書けそうで書けない展開。ハラハラもするしグッと胸にくるし嬉しくもある。
胸に熱いものを残してくれた高校生たちに乾杯!

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こばりん

5.0特に若者に見てほしい

2019年6月26日
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ここ最近で一番良かったです。1人で見てたのですが、泣きすぎて前のカップルに引かれました。
政治的な面が強くてシリアスな映画ですが、その分考えさせられることが多くて、上映後に登場人物たちみんなの気持ちに想いを馳せただけで涙が出ます。
同世代の若い人たちに特に見てほしい作品です。上映劇場が少ないのが本当に残念。
これがもしもハリウッドで作られた作品なら大きな反響があったのかなとか思うと悲しいです。

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るんるん

5.0言論の自由がないって……

2019年6月23日
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泣ける

悲しい

怖い

こう言う事だよね。
日本て自由だなぁと思う。
はぁドイツも複雑。

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赤囲碁

5.0傑作

2019年6月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

今年は3月から4月後半まで映画を観られなかったので、アカデミー賞関連の作品や良作をかなり見過ごしちゃった気がする。
そんな状況だったけど、この作品はここ数年間でベスト5に入るほど心に残る素晴らしい作品だった。
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邦題が作品の行く末を示してるなぁと思っちゃったけど、そんな想像も何のその。
彼らの無意識に取った行為が、どんどんと予想外の事を招き、親子の関係や友情さえどうにかしてしまう展開にストーリー半ばから
もうボロ泣き。。
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これが史実だと考えるだけで、涙がまた溢れてきそうな位、
余韻がまだ残ってる。
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舞台は敗戦国であり、東西に分断された東ドイツ。
戦後の複雑な国家関係や、国柄による階級、
主義も混沌としたなかで、主人公となる18歳の高校生の
彼らの若者らしい正義感を失わない姿や、爽やかな関係性と、時に残酷な状況に陥っても決して友を見捨てる事無く連帯してゆく
姿に感動が止まらなかった。
そして18歳の彼らに将来の選択さえ与えない権力に対し自ら道を切り開いてしまう彼らの勇気と行動には尊敬さえ感じてしまった。
戦後社会の重厚な背景のなかに若者の将来性、国柄の歴史を示す夫婦関係、そして親子の強い絆さえも描いていゆくバランスの取れた傑作。
サントラもピアノの旋律や重低音のような音の強弱が作品に色を添えているのが心を揺さぶる要因の一つでもあった。
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主義や思想、環境によって血の繋がった親子でも考え方は大きく相違する事や、階級によって家庭環境の差も生まれてしまう社会も
上手く描かれていて脚本、脚色が本当に素晴らしい。
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原作にどこまで忠実に描かれているのかはわからないが、
監督の手腕と若い俳優さん達の熱の伝わる作品なのは
間違えない。
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原題は「静かな教室」だそう。行く末が判ってしまうと
書いたけど、最近の邦題ではピカイチだと思う。
まだ公開はしているので、
時間があれば是非観ていただきたい作品です。

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とみまる

4.5なんて力強い映画。

2019年6月22日
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ノンフィクションからの映画化なんだけど、その生き様を最期の章まで見てみたい。

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土偶

4.5われわれも「希望」という名の列車に乗りたい

2019年6月22日
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りゃんひさ

3.0面白かった

Kさん
2019年6月20日
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K

4.0社会派の映画なのにしっかり青春映画

2019年6月20日
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全体的に重苦しい。
けど、若者がみせた抗議は美しい。

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Steve Marrow