映画 ゆるキャン△のレビュー・感想・評価
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ゆるキャン△の完結編としては評価したいが少し重い
キレイに終われていたし落とし所としては悪くない。
ですが大人になったから仕方がないのかも知れませんが
キャンプ自体が楽しそうに見えなかった。
キャンプ場作りは楽しそうなんだけど、
それって言ってみればボランティアやお仕事ですよね。
もっとキャンプ自体が楽しそう見せて欲しかったなと思う。
大人だからより、日常を一旦脇において楽しまなきゃなって思うんですよね。
その点グビ姉は野クルメンバーより僕好みの大人だったかな。
自分でも驚いたのがあんなに好きだったゆるキャンなのに
この映画を見てキャンプ行きたいなーって思わなかった。
それが僕のこの映画に対する答えなんだと感じてしまいました。
原作・TVファンも違和感なく観られ、初見でもきっと満足できる映画としての完成度
原作・TVは全部観ています。原作ファンとしては10年後の話と言うことで正直不安もあり大きな期待はせずに居ましたが、そんな心配は無用でした。ゆるキャン△を知らない人が観ても引き込まれるであろうストーリー展開や台詞の数々。TVアニメの劇場版にありがちな余計な伏線や情報が多すぎたりといったことも無く心地よいスピード感で最後まで観ることが出来ました。
社会人1〜2年目の葛藤や、惰性で「大人」になっていってしまうことへ抗う気持ちなどが伝わってくるシーンや台詞に思わず共感。
また、ちくわがおまけで登場するのかと思いきや、10年の時の流れや個人個人の生きていくペースの大事さのようなものを感じさせるアクセントとなっていて、しんみりとしてしまいました。
すごいアクションやギャグがあるわけでも無く、お涙ちょうだいでも無く、終わってみればゆるキャン△らしいゆるっと優しい世界を過ごすことが出来ました。
1つだけ残念だったのは、画面サイズがシネマサイズで無くTVサイズの画角だったことかな。でもあの作画であれば文句は無いです。
全員好きになった
なでしこ 相変わらず底抜けに明るくていい人 こんな友達欲しいよね
リン 仕事上のちょっとした挫折も描かれていましたが夜遅くまでお仕事も頑張ってました
おじいちゃんのバイクにリンが乗っていたのでもしやおじいちゃんは・・・
と思っていたら登場しましたね よかったよかった
千明 相変わらずみんなのまとめ役&盛り上げ役そしてぐび姉になってました(笑)
あおい ホラ吹きのあおいちゃんがとても良い先生になってましたね
小学校の少子化による廃校等の現実も描かれていましたが
何より子供たちを大好きなあおい先生がとても良かった
恵那 毎週実家山梨まで往復してるのかな?
老犬になったちくわとの生活も描かれていました
もしかした劇中にちくわとのお別れが・・・とか余計な心配してしまいました
みんなとても素敵な大人になっていましたね
ストーリーや設定に賛否はあるかと思いますが
私個人的にはさらに「ゆるキャン」が好きになりました
ゆる鍋
キャンプ場造成に頑張る社会人となった乙女たち。ナナハンライダーになってしまったりんちゃん。
アニメゆるキャンの雰囲気とはちょっと違ったこの映画は番外編として見るべきなのだろう。冒頭の蟹なべをこれでもかとうまそうに食べる家族のシーン。その後のキャンプ場での食材もキャンプ飯とは思えないような豪勢なものが続く。そして最後はリンとなでしこのカップ麺をすするシーン。二人の出会いもカップ麺を食していたような。このカップ麺は二人にとっては何よりも美味しいものだと思う。自分にはこの番外編の映画も楽しめたが、ゆるゆるしたテレビアニメの続編も見てみたいです。
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ゆるキャンと言われると?
企画△ 音楽△ 職業配置◎ 雪山のカップ麺◎
リンの夢オチ× 大人の事情×
山梨県が「ゆるキャン使って観光名所作りたい!」作品に見えてしまう。脚本自体、大人の事情が絡んだりしてあまり緩くない…。音楽にも期待してたけど印象に残るモノが少なくて残念。キャンプ場開設に合わせて色々急かされたの?とか詮索してしまう。逆に5人が集まっただけで涙腺に来るものもあったんどけどね。
山梨県全面協力のもとアニメが成功したのも確かでその辺は致し方ないのかな。本当は☆2か3だけど映画の成功でseason3以降も続くことを願っておまけで☆4です。仮に尺が足りなくてリンの夢入れたなら10分まるまる焚き火で良いと思う。それが本来のゆるキャン
ひとことReview
大人になって、出来る事、見えてきた現実が色々ある。だからこそ、現実に向き合い、難題に挑む姿に心を揺さぶられる。ファンの間で賛否が分かれるシナリオを敢えて作ったのは頭が下がる。
ゆるキャン…?
率直に言ってしまうと普通。
普通の大人のお話。
映画にするほどの話かという感想を時折見かけるが、つまりそういうことなのだと思う。
リアルとファンタジーのバランスがあまりよくないというか、アニメならアニメとして非現実的に振り切ってドラマチックにしてもいい気がするのだが、変にリアルなせいで話がぱっとしない。
その割に遺跡発見の下りなどは違和感強かったり、一貫性の無さが気になる。
それから作品テーマが本編と違うので、やっぱりゆるキャンのキャラが出てる別の作品感がある。
この本編との乖離性もゆるキャンというより普通の大人の話という印象をもたせるのかも。
一応本編中でもリンの身の回りの話を中心に次の世代につながっていくという印象があるのでその延長線の話としてのゆるキャンともいえるが、それならそれでもっと次に伝えることをメインに据えた話作りにした方が良かった気がする。
キャンプの楽しさを伝える対象も劇中の若い子たちだけでなく視聴者も含まれるはず(本来自分で厳選したギアで臨むのが醍醐味のキャンプでなでしこがレンタルのキャンプ道具をもってきたのは、道具がなくても借りたりしてできるからまずは気軽に踏み出してみて、というようなことを伝えたいのだと思う)だが、その割に本編のようにキャンプや旅を心から楽しむといった描写に乏しいので本編ほど自分もやってみたいと思えない。
また、テレビ版を見た人には分かる系の演出が劇中終始ちりばめられていたが、ファンサ系の映画にするにもやっぱそもそもテーマが違うせいでゆるキャンっぽくない感じになってるのが噛み合わない。
それにこの本編とつなげる演出、テーマ的にも話の構成的にも不要と見えるが、それがやりたいがために無理矢理つっこむといった流れが多いのも余計なことをやってる感を目立たせる。
一般にはこれらの演出は”エモい”として好意的に評価されているが、映像作品というのは最初から最後まで通して初めて一つの作品になるのであって、シーンをぶつ切りで見て、いいシーンが多ければ良い映画になるというものではない。
確かに自分も”お、TVシリーズのあのシーンの…”と劇場で思いながら見ていたが、シーンごとの印象の良し悪しと映画全体の出来の良し悪しは別の話。
イタリアンのコースを食べに行ったのにスープに味噌汁、パスタに焼きそばがでてきたら、たとえそれぞれの味が悪くなくてもそのコースに大満足とはならないだろう。そういうことだ。
高校時代を思い出させる演出なら、ああいうわざとらしいものを無理にちりばめるんじゃなくて、大人になって高価な装備も手に入れて薪ストーブ付きのテントで暖を取れるようになっても、鳥籠の下みんなでブランケット被って星空を見上げる、そういうのが見たかった。
最後にまとめると、ゆるキャンという素材を使って制作側が何をしたかったのかがイマイチわからない作品だったかな。
一言で言ってしまうとすべてが中途半端。
なでしことリンが野湯に入るシーンでなでしこが多少作品テーマについて説明をくれたから、かろうじて納得できてる感じなんだけども。
この映画を先の飲食店のたとえで言えば、和食チェーンの企業が新ブランド立ち上げたというので行ってみたら洋風の店構え、コース頼んでみたらイタリアン出てきて、”ああ、イタリアンなのか。それもいいかな。味はフツーだが…”と食べ進めていったら、ところどころで”旧来のお客様への配慮としてスープは味噌汁、パスタは焼きそば、ドルチェは桔梗信玄餅でございます”みたいな進め方された挙句、店員は”イタリアンなんですよ”って言ってる店…ってところか。
まあ、ミシュランで星をとることはできんよね。
Let's Camp
ゆるキャン△のアニメシリーズを鑑賞してからいざ鑑賞。休日ということもあり9割近く座席が埋まっていました。
アニメシリーズのゆるさとはまた違い、映画ならではのストーリーを作ったためガチキャンになっており、見たかったものとは違いましたが、しっかりと映画化に向けた味付けはしていたなーと思いました。
今回は女子高生から成長してそれぞれ社会人になった5人がキャンプ場を作っていこうというのが大まかな流れです。それぞれの人生で悩んでいたり、方向転換をしたりと全体的に明るそうでやや暗めな雰囲気が序盤は漂っていましたが、5人が揃った瞬間にドッと雰囲気が明るくなるのはこの5人ならではだなという空気はとてもよかったです。ただ、全体的に悲壮感漂っているのも現実味が感じられてしまい、そうじゃないんだよなーとずっと思っていました。
後半の5人が何度も集まり、キャンプ場設立への強い想いで行動しまくる懸命な姿には心打たれましたし、最後の盛り上がり方はとても好きでした。
TVアニメとは違いかなり制約のある中の映画のため、飯テロも少し物足りないなと思いました。もちろん蟹鍋は最高でしたが、それらを上回る飯テロがアニメ版には溢れまくっていたのでお腹が空く衝撃は無かったです。
日常系アニメの映画化としてはかなり成功した部類だとは思いましたが、もう少しほんわかした雰囲気を…。と思った今日この頃でした。
鑑賞日 7/2
鑑賞時間 13:25〜15:40
座席 C-7
もっと徹底的に
もっと徹底的にご都合主義にしてエンターテイメントに徹してくれたらよかったなぁ
この作品にリアルは求めてないしみんなで和気あいあいとしてくれたらそれでじゅうぶん
まったく刺激がなくまったりと時間が過ぎていく作品そこが良い
ハプニング(遺跡発見)があっても諦めなければ夢は叶うと教えてくれる作品
5人の仲がこれからも続きます様に
ちび犬子大きくなったね
これを面白いと思う感性はない。
ゆるキャンの名前を借りた別の作品。これ、本当に原作者OK出したのか疑問に思ってしまうほどの出来。5人が成長したらこうなるだろうなぁとへ思うが、それをわざわざ描く必要はないし、それが見たくてゆるキャンを見てきたわけではない。
ところどころにアニメ版で描かれていたところが盛り込まれていたが、つまらない。そこまでしないと面白くならないのかと。監督の腕がない証拠。本当に1期2期のアニメ作品を作った人?同じ作者?か疑ってしまったほど。
2日経った今でもイライラする。
ゆるキャンでは汚点として見られるようになる。
アニメ版の正史、劇場版の外史。
不必要なモブキャラ多い。特に志摩りんの上司。一番いらない。見てて気持ち悪かったし、不快になった。下心ありでしか見てないんじゃないか?と疑ってしまうほどの気持ち悪さを感じたし、世の男が下心ありで後輩女子を見てると思わせる描き方。いない方がよかった。
全体的に蛇足しかなく、まともに見れたのは30分も無い。切り抜きでキャンプシーンと料理シーンだけあれば十分な作品。
これに1,900円、グッズ等も入れればもっとするが、払う価値は無い。
夢オチを最後まで信じて見続けた自分に、よく我慢して見た!と拍手を送りたい。
ゆるくないキャン
内容はほのぼのしてて良かった。
「寂れた土地をキャンプ場にしよう」をノスタルジックに描くのも、アニメ版との差別化的に刺さった
高校生のときと大人のとき、環境や所持金、状況は異なる。何かを得た代わりに何かが無くなってしまう、そんな侘しさが(安易な言い方をするなら)エモかった。
ただ一点、鳥かごの件は大風呂敷広げたくせに弱い!弱すぎる!
あ、あとキャンプシーンもうちょい長くてもいいよ笑
p.s.職業柄、実際に土器出てきたら、ここをこうするなーを考えてしまってダメだった
実質最終回?
こういう内容の映画があってもいいとは思いますが、どうせやるのだったら「ゆるキャン△」というコンテンツが終焉に差し掛かった時期の方が感動が大きかったのではないかと思いました(特にリンの祖父やVino登場の場面など) TV版2期が放送されたのが去年の事でまだ記憶に新しいですし、今後3期の可能性も十分あると思うので、何故今この時期なのかなという疑問が残りました。 個人的には、いつもの時間軸でメインの5人以外にも、もっとスポットを当てた作品を今は観たかったなと思いましたね。 特に今回は土岐綾乃が顔見せだけで終わってしまったのが勿体ないと思いましたので。 そういう事もあって現時点では星2.5という気分なのですが、数年後に再視聴した場合はもう少し好意的な評価に変わるかもしれません。
最高の癒やしと飯テロをありがとう
自分は去年の10月末頃に
dアニメから入ったのですが本当に面白い作品です
今回の映画はなるべく前情報を入れず「キャンプ場を作る」
という事しか知らなかったのでまさか未来編をやるとは驚きました
みんな立派に社会人としてやっていて
職業も「らしさ」があるなぁと思います
一部で大人である必要が無いと見かけますが
パンフレットに載っている監督さんと
アニメーションプロデューサーさんのコメントを見て
本当に原作を大事にされているのだなと自分は敬服します
それに大人ならではの色んな面を見られるのってなんか良くないですか?
大人になったら何でもできると思ってたけど何でもできるわけじゃない
というのは結構刺さりました…笑
高校生から大人になっているという事は
当然両親達も歳を取っているので
リンちゃんのおじいちゃんそしてちくわがとても心配でしたが
ちゃんと登場して安心しました
ただ恵那ちゃんとちくわの散歩している場面は
悲しいシーンではないはずなのに涙腺が緩みました…
個人的に特に良かったシーンは
千明ちゃんがリンちゃんを呼び出して
絡み酒してるの最高に良かったですね
完全にグビ姉の系譜を受け継いでて笑いました
高校生時代の頃あの狭い部室を掃き溜め呼ばわりしてた
そんな千明ちゃんは大掃除の時に来年もよろしくな
と部室を大事にしていたように仕事であるとはいえ
またみんなで騒げる場所があったら良いよなと
地元を大事にしているところが素晴らしかったです
書きたい良いシーンだらけですが収集つかなくなりそうなのでここまでで笑
本当に良い映画でした アニメSEASON3もあるといいですね。
大人になり、与える側に
ゆるキャン△(主にアニメ版)の続編映画。
原作漫画はまだまだ高校生をしているので、「その後」をオリジナルストーリーとして劇場版でやるという野心的な試み。
【テーマ】
本作のテーマは「(広義の)再生」だと感じた。
高校生時代はある意味「すでに誰かが作った場所に行き、遊ばせてもらっていた」(与えられていた)だけの野クルの面々、そしてその後離れ離れになっていた面々が、再び集まり「次の世代や今まで恩のある人や地域のために、遊ばせる場所を作る・自らがハブとなってそれらをつなぐ」(与える側になる)という、過去と現在の因果を含んで成長を描く物語。人間ってこうやって世代から世代につないでいくんだな的な。また、仕事と趣味を両立しているなでしこによってりんが趣味を取り戻すなど「大人になっても趣味を持って生きていい」というサブテーマ、狭義の再生も見所。
【好悪】
原作版やアニメ版を超えてかなり社会的・人間的なテーマが強いので、それらと同じテイストを期待した人は少し「違う」と感じるかも。それについては後述する。
とはいえ、原作やアニメ版二期ぶんを愛した人なら「この子は、高校生の頃はよくこういうことをしていたので、たぶんこういう大人になっているだろうなぁ」というのがドンピシャで出てくるので、
・趣味を忘れた社会人
・親目線の中年以上
・シリーズの深いファン
にはだらだらと涙を流させる内容だった。
私は本作中盤以降ずっと、大泣きではなくちょろちょろと泣かされていた気がする。
逆に、
・初見の人
・十代~社会人未満の人
・地理関係に疎い人(名古屋、東京、横浜の人が毎週末山梨に集まるのは「意思ある努力」)
には響かない作品だと思った。
また、かなりの状況説明や心情描写を「説明するな描写せよ」で描写しきっているので、漫然と見ている人は没入感が無かったと感じるかも。とはいえ、超解釈や飛躍を必要とするような独りよがりの描写はない。
【解釈】
「あかりちゃんが大学生になっている」ので、あおいとあかりが5歳差であることから、野クルは24~27歳の設定か。社会人2年目ではなく、3~4年目っぽい。しまりんが「出版社の営業部から移動して編集部に」なっていることから、すでに社会人経験2年以上はある感じ。あおいも新人教師の描写ではない。
そして、冒頭のりんは社会人になり忙殺され、「松ぼっくりの声が聞こえなくなっている」。それにショックを受けるどころか、松ぼっくりから声がすることすら忘れていて気づけないりん。さらに、せっかく作ったりんの趣味に寄った企画書(恐らく、物語最後に出てくるアレ)は企画会議に提出せず、マーケティング全開のりんらしからぬ企画書を会議に提出してはボツをくらってしまう。つまりりんは、仕事を頑張っているものの、高校生の頃は誰よりも尖っていた「趣味人としての自分」を失っていた。それを、社会人をしながら溌剌とロードバイクに乗り、冬山温泉登山までする、アウトドア・フィジカルお化けとして磨きをかけたなでしこ(原作時点で「戦士」だが、もはや「バトルマスター」である)が「再生させる」流れ。そもそもゆるキャン△の冒頭は「無趣味」であったなでしこがりんによってキャンプという趣味を授かる物語なので、「りんによって趣味の面白さを教えられたなでしこが、趣味を忘れたりんにりんの本質を思い出させる」という因果・再生の物語が美しい。
サブキャラクターで特に株を上げたのはちあき。
高校・野クルという狭いフィールドでは持て余し気味だった企画力や行動力が、「いろいろあったと推測される」末に、さりげないハイスペック社会人として大きな舞台で結実している。「東京も遊び尽くしたと思った頃に、イベント会社から(山梨県庁へ)転職」ということから、恐らく大学も東京だったのではないか。やがてなんだかんだ受験勉強を頑張り、東京のMARCH以上に入って、企画屋を標榜する渇いた学生たちに沈む千明とか、考えただけでクる。りんを引き込むために使ったタクシー代も決意の自腹だろうし、なんかめちゃくちゃいい女になってるというか。こういう場合、成長を描こうとして結果「別人になってしまう」となりがちなところを、ちゃんと旧ちあきから地続きの総合進化版になっているから凄い。
高校時代の野クルは、ちあきとあおいとえなは徒歩+電車、なでしこは自転車&、りんは50cc原付で、よく先生や家族の車に世話になって移動していた。その子供たちが経済力と機動力を得て(自立して)、自分たちをハブとして各家族をつなぐ展開は、中年以上のファンならじんわりくる。
【劇場版から見えるゆるキャンとは】
「(基本的に女性しか出ず)嫌なことはなく、毎日楽しい」が原作やアニメ版でのテンションであり、きらら系列の王道でもあるが、劇場版ではお腹の痛い社会人のシーンもそこそこ挟まれる。当然、男性の上司や先輩も出てくる(ある意味、お仕事系きらら作品の『NEW GAME!』や『ステラのまほう』よりもリアルである)。つまり、前提としてゆるキャンは本作の世界観であり、原作やアニメ版の自由闊達お気楽ムードは「(田舎の)高校1年生~だったから」という、本作なりの解答が出されていると感じた。その逆順による世界観の種明かしにショックを受ける人もいるだろうが、自分としてはこれぐらいがいい。原作でもみんな地味なバイトをしているし、ちあきはバイト中に「真面目にやってね?」とたしなめられるシーンはあったので、唐突な急変ではない。また、きらら系列の「困ったら百合恋愛に」に向かわず、「大人になっても当然に存続し続ける友情、家族たち」を描いた作品として、作られてよかった映画版だと感じる。
映画としては★4に思うが、丁寧にファン魂を満足させてくれたので★4.5です。
【余談】
アニメ版からそうだが、乗り物は「特定されるように描かれている」ので、車やバイク好きは彼女たちの選んだライフスタイル、生活感がわかってより楽しめるかもしれない。
・なでしこ……スズキ ジムニー 黄 多摩ナンバー
・ちあき……日産 マーチ 赤
・あおい……ホンダ N-ONE 青
・えな……フィアット 500C 白
・しまりん……トライアンフ スラクストン1200R フルパニア+バーエンドミラー。おじいちゃんと同じ車種とミラーで、パニアだけ違うので、譲り受けたと見られる。年齢的におじいちゃんはバイクを降りたのだろう。無理して乗らないでこそ真のバイク乗り。かっこいいし、おじいちゃんの魂はりん=新世代に受け継がれた寓意演出。
・あやの……バイク用品店NAPSの店員
あやのちゃんのNAPSでしまりん搭乗のスラクストンがオイル交換してもらってるのとか、「これが見たかったんだよ」的な最高の同人誌展開でバイク乗りは喜びに狂い悶える。あやのちゃんファンとしては、あやのちゃんが「やっぱり」バイクの道に進んだのが嬉しすぎた。そこはもう★5億です
キャンプ場づくり奮戦記!!
なでしこらが、社会人になり(かなり、成長しました)ある事がきっかけで5人集まってキャンプ場づくりをする事に?!
リンも奮闘、5人が魅力的に描かれ感情移入がしやすく!途中で、遺跡調査でキャンプ場づくりが頓挫。それを逆手にとり開場に!背景も魅力的で、人物も生き生きとしていて劇場でキャンプしたように感動しました。
ミルクティーを頼んだらブラックコーヒーを出された気分
Twitterを見て今日ゆるキャン△の映画が上映されると知り、仕事終わりに映画館にウキウキで直行。
初めは大人になったなでしこ達の姿を見られて嬉しかったです。
ですが、徐々にコレジャナイ感が出てきました。
ゆるキャン△のウリは、女の子同士が仲睦まじくゆるい雰囲気の中でキャンプを楽しむところで、それを視聴者は楽しんでいる事かと思います。
なので変に男キャラを出して、主要キャラと絡ませるのは見ていて不快でした。
しまりんの先輩の男性、彼を作中に出す必要はあったのでしょうか?
僕は今までのようになでしこ達がゆるい雰囲気で料理を作ったり、レクリエーションで楽しんだりする姿が見たかったのに、それ以外の余計な物を120分注90分くらいは見せられました。
老犬になったちくわ、あおいの勤める学校が廃校になる、キャンプ場予定地から土器が見つかり計画が中断、それらのような微妙なシリアス要素は必要だったのでしょうか?
1週間辛い中頑張った自分へのご褒美に見に行った映画でまさかこんな思いをするとは思いませんでした。
僕はただ癒しが欲しかっただけなのに。
これならTVシリーズの総集編を流してくれた方が100倍良かったです。
所々に挟まれる今までTVシリーズでやったネタのセルフパロディ(千明がダンボールに包まれる、サンタクレンジャー、うなぎの寝床など)も正直言って寒かったです。
そんな小ネタをわざわざ挟まなくても面白い作品は出来ると思うのですが、なぜそんな手法を使ったのでしょうか。
主要キャラ達をわざわざ大人にする必要性もあまり感じませんでした。
ゆるキャン△のファンが何を欲しているか、スタッフはそれをよく理解した上で映画を製作してほしかったです。
「ゆるキャン△でこんなビターな感じの大人な作品も作れるんだぜ?ドヤァ!」な自己満足を所々に感じて見ていて辛かったです。
"ゆるいキャンプ"というより社会人となった5人のお話
「ゆるキャン△」として欲しかった方向性ではなかったけれど、退屈しない程度には面白い内容だと思います。
【よかった点】
あの5人が社会人になった時、どんな姿でこの世の中を生きているのか?そして5人全員が再会した時、何をするのか?そういった点が気になる人にはオススメの作品。5人以外の登場人物もたくさん出てきて、彼ら彼女らの変化もを楽しめます。
【微妙な点】
仕事・家事・学業といった現実世界のタスクから落ち着く手段として、"キャンプをゆるく描いたアニメ"を楽しみたい人には、黄色信号。5人がキャンプ場をガチめに作る上、現実寄りの問題にいくつか当たります。
【考えてみた】
元々「ゆるキャン△」は女の子同士の友情などで、男性受けする"甘味"は抜いてると、以前スタッフコメントで見かけました。今回の劇場版では大人なら誰もが共感できる社会人的な現実問題="苦味"として出ています。コレをリアリティとして良しとするか、癒されないとして悪いとするかで、好き嫌いが出るかと。このサイトでもこの部分で評価が分かれているかと思います。
【終わりに】
個人的な感想ですが、チビ犬子が以外な道を選んでた!そして、まさかの2人目のグビ姐!欲を言えば、もう少しキャンプして欲しかった!
"ゆるいキャンプ"はできなくなった、という点から察するに、もしかしたら最終回的な意図なのかなぁ...(考えすぎだといいな)
再生
懐かしいあの感じ。ゆるキャンが映画にて戻ってきた
日頃の疲れを癒すようなこの感じ。久しぶり。
全員が大人になったことを感じつつ、それでいて昔のままのところもあり、とても良いです。
劇中でも大人になったことにより出来ることが増えたことやそれでいて出来ないところがある所など今の自分に通ずるところがあり気づいたらうなづいていた。
思ってたより、波乱のシーンがあってドキドキしたけど最後ではなんというか、、ゆるキャンって感じ。
とてもいい時間を過ごせました。心の癒しや、、、
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