「映画の可能性をヒシヒシと感じる」ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ Pegasusさんの映画レビュー(感想・評価)
映画の可能性をヒシヒシと感じる
"俺は一体何を見ているのだろうか?"
これを観た観客はみんな思うだろう。
この映画は最初から最後まで一切の説明もなしに展開し、頭の中は?状態。
そこに関係なさそうでありそうな回想シーンをぶっ込んでくるという編集が加わるので、もはや難解ではなくファンタジーのような感覚。
長回しの撮影や癖の強い映し方、いかにも中華!って感じの照明のおかげ様で作品に漂う不思議な感じはさらに強くなる。
ジャンルすら分からない映画なので(そんなものこの映画には無いのかもしれない)これといって定義は出来ないが、個人的にはやはりファンタジーのように感じた。
その幻想的な世界こそ監督が撮りたかったもの。
卓球少年は堕ろした子供か?などと全く意味不明な訳ではなくちゃんと一つ一つのシーンに意味があるはずなので解説を読んでからもう1回観たいな。
線香花火が消えないのが最高にオシャレ!
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