「つっこみどころ多過ぎ」麻雀放浪記2020 Kuniyoshiさんの映画レビュー(感想・評価)
つっこみどころ多過ぎ
最初に主人公がメイド雀荘でメイド達に安い手でばかり上がるなと怒るのは雀士としては失格。
自分自身が麻雀アプリでしてやられたように九連宝燈をピンフのみで蹴飛ばすのが麻雀の醍醐味のはずだが。
額に全国民がチップを埋め込まれている監視社会で麻雀タレントで有名になった主人公がいつまでもチップなしで生活しているのが不思議。ドテ子と逃走してラブホへ逃げ込んだときもドテ子のチップで場所がわかったという台詞があったのでこの時点でもチップを埋め込まれていないのが明らか。何か説明が欲しいところだった。
麻雀オリンピックの対局シーン。
全自動卓の前半は役満出過ぎだった
電磁パルスで麻雀五輪会場の全自動卓が故障したのに予備がないというのは余りにも不自然。全自動卓が結構故障するのは雀荘に行ったことのある人ならば経験済みなので、こんな大事なオリンピックで予備なしはあり得ない。
そのおかげで手摘み麻雀になっていかさまのし放題という流れだが、衆人環視+AI監視の下で即座にばれないのはおかしい。
AIがディープラーニングしてAIもいかさまするようになったのと5枚目の五ピンを自摸られて「あり得ない」と言ってAIがぶっ壊れるのは面白かったが。
あとは九連宝燈が出過ぎ。いかさまでもしない限り無理なはずだが主人公が何度も上がるのはやりすぎ。本人がとっても興奮していたのでいかさまではないはずだから、なおさらできすぎ。
要するにこの映画関係者は麻雀を知らない人が多かったのでは?
有名雀士がゲスト出演していたのに残念!
全体的には他の人のレビューにもあったがテーマがバラバラで何を主張したかったのかが不鮮明だった。