「【”サッカーの神たち。”章立てて、グアルディオラ監督がFCバルセロナ率いた2008年からの4シーズンを描いたドキュメンタリー作品。特に若きメッシの驚異的なゴールシーンの数々には魅入られる。】」ボールを奪え パスを出せ FCバルセロナ最強の証 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5【”サッカーの神たち。”章立てて、グアルディオラ監督がFCバルセロナ率いた2008年からの4シーズンを描いたドキュメンタリー作品。特に若きメッシの驚異的なゴールシーンの数々には魅入られる。】

2023年3月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

ー つい、先日、メッシの親族が経営する店が銃撃されたと聞いて、衝撃を受けた。何故に?過去のワールドカップでは、オウンゴールしてしまった選手が、食事中に銃撃を受け亡くなった事を思い出してしまった。コロンビア代表のエスコバル選手だったかと思うが、小学生で、サッカー(他、ミニ・バスケ、野球、剣道)に嵌っていた私には衝撃であった。
  今作は、そんなプレッシャーの中(最近は聞かないが、一時期はフーリガンと言われる直ぐに暴徒化するファンとも言えない人達が欧州リーグでは多数いた。)FCバルセロナ率いた2008年からの4シーズンを描いたドキュメンタリー作品である。-

◆感想

・今作は章立てで進むが、私にとっては若きメッシがアルゼンチンからバルセロナの下部組織にスカウトされ、あっと言う間にトップリーグで活躍する数々のファンタジックなゴールシーンに魅入られた作品である。(恥ずかしながら、初めて見たゴールシーン多数有り。)

・又、FCバルセロナが最強チームの地位を維持するために、次々に監督を変えて行く様や、バルサならではの当時のフォーメーション(というか、独特の全員が走り回るゾーンプレス。これは、バスケにも通じる。)の考えの面白さである。

<当たり前であるが、トップスポーツは生で見るのが一番である。だが、今作は当時のバルサの選手のインタビューを効果的に取り入れ、当時何故、バルサが最強であったを見事に表現したドキュメンタリー作品である。>

■全然関係ないが、私にとっての憧れのサッカー選手は、ファンタジスタと呼ばれたイタリア代表のロベルト・バッジョである。プレースタイルも格好良いし、神のポニーテールと呼ばれた髪型も格好良いし、何よりも男前である。(今でも。)
 故に、彼が1994年のワールドカップの決勝のブラジル戦で、ラストのPKを外したシーンは良く覚えている。
 それまで、彼の活躍で酷暑の中、決勝まで進みながら、彼が蹴ったボールはゴールポストの上を通過して行った。所謂、”ふかす”という奴である。疲労の限界にあると、軸足に力が入らずに起こるシュートである。
 彼は、ボールの行方も見ずに、ゴール前で膝に手を付き、深く項垂れていた事を今でも思い出す。
 日本がワールドカップまであと一歩まで行った際の「ドーハの悲劇」も、夜中まで観ていたので、一瞬何が起こったのか分からず、ピッチに倒れ込む柱谷選手たちの姿は今でも覚えている。
 サッカーとは、〇学生までのめり込んでいた事も有るだろうが、華やかであるが、残酷なスポーツである。ドンナ、スポーツも同じであろうが・・・。
 だが、私は、或るスポーツに心底情熱を持って取り組んだ人には、眼に見えない財産が残ると信じているのである。>

NOBU