「人の関わり方に関して考えさせられる」靴ひも sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
人の関わり方に関して考えさせられる
日本じゃあまりお馴染みではありませんが、イスラエルの実話をベースで作られたイスラエルの映画で、2年前に毎年行われている東京国際映画祭の中で出品され上映され反響が有ったのと、要望が強かったので日本公開が決まったらしいです。
本作品、色々な角度から考えさせられる作品で、ひとつは発達障害の方に関して、ひとつは、親と子供の関わりに関して、もうひとつは、臓器移植に関して、もうひとつは、人と人との関わり方に関して色々な角度から見る事が出来ます。
また、本作品の監督を務めたヤコブ・ゴールドヴァッサー監督自身で、発達生涯を持つお子さんの親御さんから、時に、厳しい角度から、時にユーモア溢れる角度から、決して、難しくもなく、しかし、寂しくも無く、時にユーモアを交えながら本作品を創りだしています。
イスラエルの映画なんので私たちにはお馴染みでない事から、監督さん俳優さんのデータがあまりないですが、俳優さんもしっかり演技の出来る方で、見ていて大変に気持ちがよくなります。
内容の方が少々淡々としている部分が有り、ちょっとお話進め方が淡々し過ぎている部分もあるので、ちょっと飽きる部分も有りますが、しかし、なかなか見応えはある作品に仕上がっています。
この手の重度の発達障害を持つ人に関して、軽度の発達障害を持つ人に関しても、日本でも十分に考えていかなばならないテーマだと思います。
私的には、本当に最後ですが、発達障害のある主人公が自立に向かっていく(私の勝手な解釈ですが)ラストが大変に素晴らしいと感じたかな・・・
日本でも多くの人に見て貰いたい作品でした。
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