劇場公開日 2019年8月10日

  • 予告編を見る

「ギターも弾けない人間が、この映画を観てみたw」カーマイン・ストリート・ギター 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ギターも弾けない人間が、この映画を観てみたw

2020年3月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジにある一風変わったギター屋さんの1週間ドキュメンタリー風。
(あえて風)
タイトル名はギター屋さんの名前である。

解体された建物の廃木材にてギターを作って販売している少し奇妙なギター屋さん。
オーナーのリックは幼い頃木材職人だった祖父から木材加工道具をプレゼントされたのがキッカケで木材加工にハマったらしい。古い木材からギターを作成する工程が意外と面白く、美術・工作が好きな人には興味が湧くだろう。

リックがギターを愛してるのは元より、それ以上に木を愛してやまない事をギタースケッチなどから伺える。

リックの母:ドロシー。店番、掃除係など。
どこにでも居そうなお婆ちゃんw
もうね、あるある行動をしてくれるもんだから笑ってしまい憎めないw

有名音楽客が店に来てギターを弾くので音楽・音質は素晴らしい。

ドキュメンタリー風で悪くは無いんですが、客が映画の為のサクラにしか見えない部分もあった。(ジム・ジャームッシュ。自前の変わった木材ギターを持ち込むフロントマン。リックの木材へのこだわりを映画内で引き出そうとするが、わざとらしい。etc)

1週間ドキュメンタリーに脚本詰め込み過ぎたかな。
(1週間なんてしなきゃ良かったのに)
いつ立ち退きに会うか分からない土地で、自分を貫きギター屋を営む、ごく普通の生活が観たかった。

巫女雷男