「"ニューヨークの骨"」カーマイン・ストリート・ギター 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
"ニューヨークの骨"
電話を取り店名を挨拶がわりに、母親のユッタリした行動がそのまま店を流れる優しい時間に。
互いに背を向けそれぞれの仕事に勤しむ時間が静かに流れ、様々なミュージシャンとの出会いや世間話が、大切で知的な雰囲気を醸しながらギターの音色が心地良く。
月〜金までの日常を飾る事なく映像に、そのどれもが刺激的であり師匠が弟子を祝う古材からケーキに材料を変えたギターを前に、涙腺もゆるみ。
音楽好きからギター好き、それよりも職人気質の人には堪らない映画だと思うし、ヘタにTVドキュメントで放映とかの形にならなかったのが救いでもあり、ドキュメンタリー映画として素晴らしく、切っ掛けを作ったジャームッシュの為せる技でもあるような!?
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