「人生も映画もお金ではなくやりがい」メランコリック ミニ映画野郎さんの映画レビュー(感想・評価)
人生も映画もお金ではなくやりがい
インディペンデント映画の魅力を遺憾なく発揮している作品。
最初、演技・画質・カメラワークで少しチープさを感じ学生映画を思わせたが、斬新なプロットでどんどん先が気になる展開になり引き込まれていった。
水で流せて、火を起こせて、閉店の時間帯がある銭湯=殺人処理の場所とはよく思いついた。
ガス・水道・電気どれが止まっても入ることができないのがお風呂。インフラの象徴である。
インフラ=人が生きる基盤、それが生きがいのテーマに結びついていく。
観ていくにつれじわじわとキャラ立ちし愛着が湧いてくる登場人物たち。関係値が深まっていく過程がうまく描かれている。
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