虐待の証明のレビュー・感想・評価
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この世界は、なんて残酷なのかー。
原題
미쓰백
英題
Miss Baek
感想
韓国で実際に起こった児童虐待事件を下敷きに、現実の問題に真正面から切り込んだイ・ジウォン監督が、初監督作と思えない手腕を見せた問題作。子どものころに母親から虐待を受け捨てられた女性が同じ境遇の少女と出会い、彼女を守るため奔走する。
壮絶な描写で韓国を騒然させた児童虐待の真実。
虐待の描写がリアルで胸が締め付けられる、心が痛くなる作品でした。
韓国映画は憎悪と悲哀を描く作品は抜群ですね。
上映時間98分と長すぎないのも良きです。
夫と内縁の妻のムカつく演技は素晴らしかったです。
子役キムシアの表情力も素晴らしかったです。
一年後、刑事と姉と暮らしていて、学校にも通えていて良かったです。
体の傷は消えるけど心の傷はなかなか消えないんですよね…。
※私みたいな人間でも母親になれるかな
鬱映画かなと思ったけどそんなでもなかった。 必要以上に過激に見せて...
鬱映画かなと思ったけどそんなでもなかった。
必要以上に過激に見せてないからかな。
ジウンを救うことはあの頃の自分を救うことなんだよね、きっと。
毒親…
虐待の胸糞悪いシーンの数々。自らも虐待されてた親が子に虐待してしまうという負の連鎖。普通では考えられないが、心のトラウマは分からない。ミス・ペクのように助けるのが普通なのだが。どこまでが実話なのか不明だが、虐待の連鎖を扱う映画は他にもあり、目新しさは無かった。ペクは罪に問われたのだろうか。ハン・ジミンは高畑充希かと思った。
主役が容姿端麗
ダークなヒューマンドラマ。
本編約98分。
前半楽しいと後半悲劇だし、悲劇から始まるとハッピーエンドになる、という典型的なパターンに全然飽きていないからか、今作はベタでメジャーな王道路線で、怒りや悲しみなどで興奮し、ラストはスッキリする。
主役が容姿端麗だと応援しやすい。
物足りなく感じた!!
最近YouTubeでバニシェフスキーについての動画を観たので、結構酷い内容だとキツいかなと思ったのですが、直接的な表現は避けていると感じました。また、二人が出会う事でストーリーがどう動き出すかと期待しましたが、後半になっても状況は変わらず、雰囲気映画に感じました。アコースティックな音楽も深刻さを緩和させて、何かポエム化していると感じました。同じ韓国映画の゙「トガニ」の方が良いと思います。
ハン・ジミンが「二つの光」とは全くの別人に見えた。いい女優さんです...
ハン・ジミンが「二つの光」とは全くの別人に見えた。いい女優さんです。
重い重い虐待の話。事実ベースだそう、日本でもそうだが韓国もなかなかひどそう。なぜか虐待は連鎖する。「自分が嫌な思いしたのだからやめよう」と思わないのが人間のダメなところ。
ラスト、「どうなる?」で終了。その後が気になる。
韓国警察って本当に無能扱いされがち
実在の児童虐待事件が基になっています。
憎悪と悲哀、胸糞の悪さを描かせると
韓国は抜群にうまいです。
(めちゃくちゃ褒めています)
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日本でも同様の事件はニュースで悲しいかな
よく見聞きする、他人事ではない児童虐待の現実。
隣家から聞こえる子供の泣き声や悲鳴や怒声に
人は見て見ぬふりをしがちで
サンア(ハン・ジミン)のように警察へ行っても
この警察が無能すぎて、まさにそれこそがリアル過ぎて腹が立つったらありゃしません💢
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眉間にシワよるほどの直接的な虐待シーンも
多く、ジウン役のキム・シアへのケアを
勝手ながら心配してしまいました😫
またジウンの保護前後で髪質すら違うのも
見事な演出だなぁ🤔
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重いテーマではあるものの、サスペンスとしても
しっかり描かれていて、ハラハラドキドキ緩急も
うまく付けられていて見事に演出された作品に
なっていると思います。
そりゃわかるけど辛いよ頭にくるよ でも暴力に暴力じゃ… それを守っ...
そりゃわかるけど辛いよ頭にくるよ
でも暴力に暴力じゃ… それを守ってやると約束した子に知らせてしまうのはまた負をうむだけだよ
あんなに男らしい彼氏が身近にいるのに
どんな生い立ちでもこの主人公には共感も応援もできなかったです…殺さないとあの子への虐待が終わらないと…それしか考えれなかった虐待されていた時から心も考えも成長できなかったのだと、悲しすぎた映画でした
ラストがこれでよかったぁ💦 つらくて観てられない映画はもうキツいなぁ
感動作、見つけた。
感動作、見つけた。
虐待の連鎖で苦しむペクとジウンの幸せを、観賞中ずっと、そして観終わったあとも願わずにはいられない。
ラストシーンは涙腺崩壊です。
主演のハン・ジミンと子役のキム・シアの演技が素晴らしくて涙を誘います。
韓国の実話を元にした映画は大好きです
これは韓国の話ですが日本でも同じような事は起こってるとおもいます、全くの赤の他人に救われましたがたまたまかもしれないですしこの人達に出逢ってなければ辛い虐待が続いてたかと思うとやり切れないです。最終的にこのお姉さん、口は悪いが心が温かい方で救われました。
痛々しい
覚悟して鑑賞した。
こういう映画を学校で見せれば、今後事件が減るのでは?
自分の友人は既婚だけど子供を産まない。
虐待しそうだから。と言う。
自分が虐待された記憶はいつまでも残る。
途中、ゲーマーな父親が『産む事、賛成してなかった』的な事を言った。
本当に。
だったらなぜ、努力しなかった。
学校で楽しんでる女の子の映像が救い(*^^*)
この主人公の女優さん、韓国の有名な方と知らず後から知ってめちゃめちゃ驚きました💦💦
胸が苦しい。
悲しい事件が繰り返される度に同じ事を思います。
英語学習にもなるので、英語で書いて見ました。
I was feel so sad, why the parents did cruel violence to own daughter?
They treated her more crudely than pets.
Children can't choice own parents.
I think Parents who abuse should be more severe punishments.
It was first time to watch movie of Korea.
Why they are always angry?
They are fighting every day.
I feel like Korean language sounds like that.
虐待の連鎖、断ち切れる者と連鎖する者
日本でも児童虐待やネグレクトなどニュースになるけど、助けられず殺されてしまう子供達の中には、保護はされても親元に返され結局、、、今作のジウンも自分で助けを求めても助けてもらえない、戻されてしまう。虐待をする側の親がそばにいるところで子供にこの傷は?と聞く警官はアホか😤映画の中の話とはわかっていても腹が立つ。子供が転んだと言ったから事件性はない、としたいのか、傷を観ればわかるはずなのに、見逃そうとする警官も同罪だ。
主人公のサンアは子供の頃に虐待を受けていて、ジウンをなんとか助けたいと必死になる。自分で育てる覚悟で連れ出そうとする。虐待容疑でやっと逮捕された父親は、働きもせずゲームばかりの毎日で我が子を殴る蹴る、首を絞める。尋問の際の言葉「でも死んでないだろ?俺だってこうして生きてる」この男も虐待を受けていた。
虐待は連鎖する、と言われる事もあって、実際に虐待を受けて育った人が自分も虐待してしまうのではないかと悩む、とドキュメンタリーなど見る事もあるが、連鎖する人もいれば、きちんと断ち切れて愛情を注ぐことができる人も勿論いる。この差はいったいどこにあるんだろう。
韓国映画、たまにハズレもあるけど、やっぱり迫力あって面白い。役者も上手いなぁと思う。名前がわからないのだけど、ジャンソプのお姉さん役の女優さん、度々見かけるけど(なんの映画だったのかも思い出せないけど)毎回脇役だけどいい味だしてますね。
最後はジャンソプとお姉さんの家で過ごして、学校にも通い、笑顔のジウンを観て、少し救われた。
確実にランクの違う演出力
母親からの虐待とそのトラウマから自棄的に生きる女性が、虐待を受けて傷だらけの近所の子供を助けようとする。実話に基づいているらしいが、そうは思えないほどドラマチックに展開する。底辺に生きる者たちの息吹がリアルで、すんなり共感した。役者が巧いことに加えて着衣や皮膚や表情や傷跡にリアリスティックな現実味がある。しめやかな単楽器音楽も合っていた。
韓国が、何かにかこつけて日本と比較をしてくることを快く思わない。しかし韓国映画を見ると、日本映画と比較している自分に気づくことがある。
この映画も題材がわが国の時事にも通じることゆえ日本映画だったらどうなるかを想像した。
日本映画には境遇の誇示が見えることがある。かわいそうな人が、かわいそうの「どや」を見せる感じがある。映画そのものにも問題提起の誇示が見えることがある。「この映画ってすごく啓発してるよね」の「どや」が見えるばあいがある。
これは善人にも悪人にも、弱者にも強者にもありえる。
顕示欲とも言えるし、クリエイターの主観でもあり、観衆または映画賞への媚びとも言える。
総ての日本映画にあるわけではないので、一概ではないが、韓国映画には映画や役者から感じる「どや」がない。映画に承認欲求がなく、役者がすんなりと役に染まる。だから見やすい。
本編のように重さのある題材ではとくに見やすい。主人公は弱者面をしていない。加害者はいかにもな悪をまとっていない。監督は問題提起をしていない。うまく言い得ているか解らないが、監督/俳優から生じるひけらかしを韓国映画では感じたことがない。
因みにこの映画でミスペクに寄り添う男性は見たことのないキャラクターだった。面倒くさがっている態様なのに、思い遣っている。何より性を介していないのがいい。
初見の女流監督だが古豪のごとく映画を知っていると思う。お隣のほうが長じていることがまたも解った。
救いの手
酒を呑むと虐待する母親から離れて施設で育った女性が、近所で見かける虐待を受けているであろう少女に情けをかける様になる話。
以前レイプ未遂の被害にあい相手を刺して前科のある主人公。
洗車、マッサージ、トリマーと掛け持ちでマジメに働き、気にかけてくれる刑事の彼氏もいるがやさぐれ気味。
ある日彼氏と口論になり家を飛び出すと、全身痣だらけで震える少女を見かけたことから話が展開していく。
子供の虐待事件は実際にもニュースで見るし、実際にあった虐待事件を元にした物語とのことだけど、ホントに何でこんなことをするのか、なんでこんなことが出来るのかと憤りと悲しさで胸が打ち拉がれる想いがする。
不器用ながら少女に接する主人公の少女に対する想いと覚悟や、虐待に対する思い、自身に対する思い、母親に対する思い等がが良く描かれていてとても響く。
かなり重くキツイ話ではあるけれど、必要以上に虐待の描写を見せて暗さや悲惨さを強調したり、テンポを乱したりすることがなく、しっかりとしたストーリーをみせていて受け止め易かったし、サスペンスフルで非常に良かった。
髪の毛の艶、爪の傷
淡々とした空気は保ちつつ、心沈む虐待描写と胸揺さぶる人間模様に強く打たれた。
過剰にドラマチックにならないことで、強烈な出来事と心情がとても際立っていた。
虐待されて育った子供の人生、その行く先とは。
自分の子供に同じことをしてしまう者、被害に遭っている子供を見捨てられない者。
虐待をして育てた大人の人生、その辿り着く先とは。
自分のしている事に気付いて離れる者、事の悲惨さから目を背ける者、開き直る者。
虐待に関わる様々な立ち位置の人間を目の前に置かれ、問題を真正面から突きつけられる。
事件になり表面化されるケースなんてほんの一握りで、見えないところに暴力の連鎖が蔓延っていることを実感させられた。
絶対に許されないことだけど、ただ切り捨てるだけじゃ何も変わらない。
重いテーマを繊細に描いた作品だけど、しっかりサスペンスとしてストーリーを運び、緩急のついたスリリングな映画に仕上げたつくりが見事だった。
身内に刑事がいると何かと便利。
ハラハラするシーンも多く、どうなってしまうことかと読めない展開が面白かった。
しかめっ面に笑顔が浮かんだとき、どうしようもなく泣いてしまう。
髪の毛の艶感から伝わる健康状態。
人の心の悪い部分が剥き出しになっていたけれど、その反面、良い部分を信じたくなる。
何をしていても暗い表情のミス・ペクことサンア。
子供を相手にもう少し愛想良くできないものかと少し思ったけど、その奥にある情にジウンは気付いていたのかな。
微かでぼんやりした形で酷く揺れ動く、それでもたしかに存在しているあたたかいもの。
オールナイト上映の二本目という、寝落ち危険時間帯だったけれど、全く眠くならない映画だった。好き。
"Your face disgusts me!" あなたは実の親から言われたことはありますか?
映画のオープニング・クレジットが終わるや否や、いつもの映画を見る前から、失望させられることを予見するテロップがながれる。
"Based on a true story but details are modified." あと1時間40分近く残っている映画をどのように過ごして見ようかと諦めかけていたが.....しかし
I wasn't cursing at you. I was cursing myself.
Miss baek, do you hate yourself?
映画の始まりは、刑事のチャン・サップが、男女の区別のできなくなった腐乱死体が発見された現場に着くところから始まる。その死体本人には、かつて1人娘がいた。その娘というのは、何年か前に彼自身がかかわった事件に関係した女性、ペク・サンア、普段はその名前ではなく、彼女自らも呼ぶ通称:ミス・ぺク。
ベクに対して、「お前は、お袋さんの保護責任者だろ。」と言っても
Guardian......
I.......Just wanted to see how she died
that's why I'm here
do as you please
なんて素っ気なく、死体安置所を後にする。彼女の心はそれほどまで、人に対して”閉じて”いる。
ある日、夜の寒空の中、薄着でしかも靴下も履かずにサンダル履きの10歳ぐらいの女の子が、何するでもなく、ただ、ただ震えている.........何故か?
ミス・ぺクと差別され揶揄された女性が、この無垢な少女ジウンとの出会いが、彼女の中で何か変わろうとしていた。
先日起きた日本における実際の事件でも同じようなことが
She beats you?
Tell me. She did this things to you?! ......... ”No” 小さな声で答える。
この映画で人の心の闇がわかる言葉 実の父親がサップに投げつけるように言う。
You know.......
After growing up around this shit,
her life's gonna turn out great?
継母が来た時に、そっとジウンがベクの中指と薬指を握るシーン。その後ラストには....
Mom.....
Can a person like me.....
Is it okay for me.......
to be a mom?
映画の主題である幼児虐待。ジウンの両親のように愛情をはき違え、自分の愛するものにしか愛情を向けないだけで、意にそぐわないものに対しては極端に非常なことをしても何も感じないでいる人達。よく言われる人間の皮をかぶった獣。初めて見た。しかも自分の身の安全と欲の事しか考えていない。人間の素晴らしい要素を捨ててしまっている反面教師に対して、自分の人生を捨ててしまっていたペクが、彼女の内面の独自性の発見と確立を静かな音楽とともに彼女だけでなく、観ている側の人にもそれを見つめさせている。一般の偽善的正義よりも無垢な命を救うほうが大事である大前提を教えてくれている。
この映画の主人公ぺクを演じていたハン・ジミンさん。最初から最後まで誰だか気が付かない馬鹿な人間でした。すみません。ハン・ジミンさん。謝るぐらいなら、書くなってか?それとこの映画の内容より恐ろしい才能があり演技があり、しかも彼女がいなければ、この映画が、成立がしなかったかもしれないぐらいすごい人。ジウン役のキム・シアさん。"子役には勝てない"なんて甘っちょろい言葉を一蹴するぐらいの演技をされています。そして継母のミギョン役のクォンソヒョンさんにもこの役を引き受けた勇気に拍手を送りたい。
amazon.comではprimeでレンタル配信され、レビューが少ないため参考にはなりませんが☆5が90%となっています。ちなみに、こんな意見も....映画、テレビなどのエンターテインメント業界の情報を扱う週刊誌としての面だけでなく、多くの媒体でその情報を提供をしているメディアHollywood Reporter・2018年10月24日付け記事から「骨太のドラマとしてすさまじい演技に裏付けされている。」また付け足すように「 カン・グヒョンの肝の座ったカメラワークで撮影されたこれらの演技は、リーの飾り気がなく、緊張感のある台本をさらに盛り上げている。ミス・ベクは、新人女性映画製作者が主流に対して起こす希望を持ち、その主人公が彼女の問題のある生活に精神浄化作用で精神の欠落部分を見つけることと同じくらいの希望を与えている。」
Let's go...... Together. 手を重ねあう2人.....
Finally パチパチ
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