ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(ネタバレ)のレビュー・感想・評価

ホワイト・クロウ 伝説のダンサー

劇場公開日 2019年5月10日
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国家によって個人の自由は束縛されるべきではない ネタバレ

ロシアが生んだ天才バレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフが映画にフィーチャーされたのは、1971年の映画「バレンチノ」以来かもしれない。あの時、鬼才ケン・ラッセルはハリウッド黄金期のレジェンド、ルドルフ・バレンチノ役に同名のヌレエフを起用して、賛否はあったものの、映画が夢を紡いだ時代の雰囲気を画面に蘇らせた。特に、ヌレエフ扮するバレンチノが同時代のアイコン、ニジンスキーにタンゴを伝授する場面は、異様に艶めかしかったものだ。監督のレイフ・ファインズが今作で描くのは、そのヌレエフがいかに祖国ソ連に束縛され、自由な表現、自由な場所を夢見て足掻いていたかだ。そんな天才の内面にどこまで切り込めたのかは疑問だが、映画のクライマックスで展開する亡命に至る経緯のスリルとサスペンスは、過去のいかなる作品をも凌駕する緊迫感に満ちている。すぐ目の前にある自由をつかみ取れそうで取れない、ギリギリの駆け引きは、とりあえず自由な空間で生きる保障を約束された観る側の恵まされた状況を改めて考えさせられる。天才であろうがなかろうが、国家によって個人の自由は束縛されるべきではない。単純にそんなメッセージが胸に突き刺さる実録ドラマである。

MP
MPさん / 2019年5月26日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  悲しい 怖い
  • 鑑賞方法:試写会
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ヌレエフさんきむずかしいね。 ネタバレ

ルドルフヌレエフさんのことは、殆ど知りません。
英国ロイヤルバレエ団にいたような…パリオペにヌレエフ版●●みたいな演目あったような…といううっすらとした記憶。
そして名前から亡命したソ連の人かな、くらいな印象でした。

正直存命時の活躍や踊りを見たことがないので、再現性については何の感想ももてませんが、バレエものの映画が市内でやるなら観るという自分ルールに従い、見に行きました。

レイフファインズが監督しながら演技もやっています。
映画の世界では、舞台がロシアだろうが中東だろうが日本だろうが、映画内言語は英語っていうパターンがあるあるです。
制作国が米英で、英語話者が多い場所での上映をする予定だと、まあそうなるよねってなりますし、なんせジャックドゥミが監督してフランスで撮ってるのに、映画『ベルサイユのばら』のセリフは英語でしたからね(制作は日本…どやそれ)。
つまるところ映画内言語は、世界名作劇場でアルプスにいるハイジが日本語しゃべるのとおんなじだとおもって納得しているのですが。

レイフファインズ監督は、がんばりました。
ソ連でのシーン、ソ連の人々の会話はなんとロシア語でした。
ファインズ自身もバレエ教師役だったんですが、ロシア語しゃべってたんですよー。
ロシア語のレベルについてはもちろんさっぱりわかりませんが、すごいやーん!チャレンジしてるやーん!と感動しました。

また、バレエダンサーの役が、本当にみんな踊れる人ばかりで、上半身だけで引きを写さないとか、カメラ揺らして踊りがよくわからなくするとかがなくって、うれしかったです。

バヤデールかなんかのバリエーションが出てきたと思います。

ヌレエフさん役の人は、どっかの国のバレエ団でプリンシパルだそうです。
プリンシパルを担う人を見ると皆さんお上手!程度の審美眼しかないのであれですが、理屈っぽい感じがよくでていてよかったです。

映画では殆ど触れられませんでしたが、つかバレエ教師の妻に誘惑されて肉欲に溺れたりしていたのであれって思ったのですが、ヌレエフさんは確か同性愛もお好みだったはずです。バイセクシャルだったんでしょうかね。もちろんどっちでもいいし、どっちでもなくてもいいんですが。

ヌレエフさんたちが所属するキーロフバレエが外国をツアーで回ってて、最初に来たパリで、西側の人たちとあって気ままに楽しみ、その様子がソ連側には許されなくって、ロンドンには行かせてもら得ず監禁されることが予想されたのでヌレエフさんは亡命したのでしたー。

という話です。

時制が混ざっててよくわからなくなります。子供時代、キーロフのバレエ学校に時代、パリで楽しむ時代の3つです。子供時代は多分画角も違ったしすぐわかるけど、バレエ学校時代は時々どっちかわからなくなったような、ならなかったような、です。

パリで仲良くなった恋人に死なれたお金持ちの女性は、アデルエグザルなんとかさんですね。『アデル、ブルーは熱い色』に出てた。
キーロフバレエの同僚でパリのホテルの同室くんが、セルゲイポルーニンでした。セルゲイもけっこう踊ってます。眼福。だだセリフがほとんどない!

空港での攻防はなかなかサスペンスフルで良かったです。

ヌレエフさんはとにかく自由にしたかったんでしょうね。
それは本当は全然悪いことじゃないけと、社会主義国家では悪目立ちするんだろうね。
レストランで差別されたって怒鳴ったシーンは、意味がよくわからなかったです。そんな怒るとこ?と思いました。
私が無知なだけかもですが…

悪くはなかったです。

だいず
だいずさん / 2019年5月31日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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男性ダンサーの強烈な美 ネタバレ

無音の練習風景では、床を蹴る、飛ぶ、回る、ピタッと止まる、同時に美しく弧を描く指先。ライブステージでは見ることのできないズームアップされたダンサーの動きを堪能できます。勿論、舞台の見所もたっぷり用意されている。
あまりにも有名なヌレエフの亡命が歴史上成功すると解っていても、彼の心の動きを浮かび上がらせながら手に汗握るラストへ。
【愛と哀しみのボレロ】でジョルグ・ドンが演じたヌレエフとは全く違う魅力。

今すぐもう一度観たい映画!

r_cacco
r_caccoさん / 2019年5月23日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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