「初夏のパリは爽やかだけど」アマンダと僕 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)
初夏のパリは爽やかだけど
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久々のフランス映画。初夏のパリの光と風の中、仲良く自転車をこぐ姉と弟。映画の出だしはとても爽やか。田舎から出てきた女の子との恋の始まりも微笑ましい。
しかし、あまりに突然の悲劇で、姉は帰らぬ人となり、弟は未熟ながらも残された姪っ子の面倒を見ることに。
この設定だけで、観る前から感動作として大いに期待を高めていたが、リアルに丁寧に描いていることはわかるものの、あえて物語の節目となる場面を出さないことで、時間の経過や人間関係で、時々、あれ?と立ち止まってしまうことも。
どうしても気になったのは、姉と恋人、さらには友人まで同じテロの被害に遭うという設定。そもそも悲劇がテロでなければいけなかったのか、引っかかってしまう。(それだけテロを身近に感じていないからだろうが)
主人公、姪のアマンダをはじめ、恋人、姉、叔母など、役者さんはみんな素敵な顔、姿をしていて、そこはさすがフランス映画と感じた。
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