劇場公開日 2018年10月26日

「どうにもなんなくたっていいじゃん!」恋する小説家 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0どうにもなんなくたっていいじゃん!

2018年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

川口のSKIPシティ映像ミュージアム で上田監督の短編3本の上映があり、「猫まんま」「テイク8」そしてこの「恋する小説家」を観た。漫才バカ、映画バカ、そして小説バカと通底するテーマが一貫しておりその純真さと真摯な明るさが見事。
クライマックスの公園での奈緒の科白「どうにもなんなくたっていいじゃん 何にもなんなくたっていいじゃん そんなことにビビってやめんなら、夢とか言うな!」がグッとくる。すなわち成功するとかしないとか、ましてや生活できるとかできんとか、「そんなことはどうでもええねん」という主張。
被害者役の岡本裕輝さんとは20年も前から川口のケーブルテレビでお仕事をさせてもらっており、知らずに観ていたので、アパートの玄関から彼が入って来た時はほんまにびっくりした。そしてその怪演ぶりに拍手!

たあちゃん