劇場公開日 2019年5月17日

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「残念」居眠り磐音 HALUさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0残念

2023年1月31日
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鑑賞方法:映画館

佐伯泰英ファンとしては、「居眠り磐音」が映画化されると知り、公開を楽しみにしていました。坂崎磐音役に松坂桃李さんというのも、悪くないキャスティングだと思います。

しかしながら・・・何よりも大事な剣術シーンが残念過ぎました。坂崎磐音の剣の流派、直新陰流剣術は、架空のものではありません。「居眠り剣法」というのは、原作にある通り、「縁側で日向ぼっこをして居眠りしている年寄り猫のような」佇まいや剣風を表現したものであって、時代劇でよくある「●●●斬り」のような必殺技ではありません。しかもあの構え・・・直新陰流の極意、基本的な構えは正眼だそうです。なのに…刀の鍔に手をひかっけただけで剣先をだらんと真下を向いていたら、あっという間に斬られて終わりです。

映画ですから、多少のデフォルメはあった方がいいでしょう。しかし、あまりにもひどいので、最初の構えのシーンを見てモヤモヤしてしまい、その後は全く楽しめませんでした。

HALU