「新規世界線のヲタ恋として見れば面白い」ヲタクに恋は難しい みーさんの映画レビュー(感想・評価)
新規世界線のヲタ恋として見れば面白い
原作好きで、アニメも履修済みですが思っていたより面白く見れました。
ただ、やはりミュージカル調なのでそれが苦手な人はちょっと受け入れ難いのかな?というのと原作と結構話が違うので絶対原作通りがいい!って思う人にはオススメは出来ない。
原作は原作、実写は実写と分けて考えられれば面白い部分もあるかと思います。
面白かった点
・樺倉先輩(斎藤工)と成海(高畑充希)のサシ飲みシーンの樺倉ナッツ部分
・宏嵩(山崎賢人)と花ちゃん(菜々緒)のバーでの飲みシーン2回目麦茶のくだり
が主に会場も結構笑いがおきていたかなと。
気になった部分
・成海、広嵩(変化後)の部屋のオタグッズがジャンル雑多の有名どころかき集め感。
もうちょい絞ってもよかったのかも?
・花ちゃんについて
花ちゃん、成海の初対面がラストの樺倉部屋でのコスプレシーン。
あの出会い方では友達ルートどころか、成海の中で花ちゃんの人物像は人の彼氏を勝手に家に連れ込んでコスプレさせてるやばいやつ。
会社で顔合わせても話はしない関係性になっちゃうかなと。
ここが実写版ヲタ恋の1番の問題点といってもいいんじゃないか……(原作での4人でワイワイヲタ話に花をさかせる関係性が今後皆無になってしまうため)
・樺倉先輩の人物像についての解釈違い
実写版樺倉先輩がただのパワハラチックな上司になってしまっているのと、ライトヲタ要素どこいったの?という点
少なくとも中途で入った社員に対し、仕事内容の説明もせずに「足は引っ張るな」的な発言をするような男ではないはず。
しっかり周りを見て、失敗をしてしまったらそこを教育する。優しさもあり厳しい上司ポジという解釈だったのでそこは残念。