十二人の死にたい子どもたちのレビュー・感想・評価
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何度でも観たくなる
最初はノブオ役の北村匠海くんを観に行ったと言っても過言ではなかったのですが、、彼のことを抜きにしても、とてもスリリングで引き込まれる作品でした。
普段は匠海くんを逸材だと特別視していますが、今回は自然に溶け込んでいて、全員が存在感を醸し出していました。
伏線が張られていても気づかないことが多すぎて…
自分の推測力が弱いのか、演出が巧妙なのか…
後者だと信じたいです笑
キャストがほとんどの方成人されてるということもあり、10代という設定には少々無理があったかと…
推理にも少し抜け目がある気がしましたね。
しかし、物語進行の上ではほとんど気になりませんでした!
冷静で常に笑みを浮かべているサトシ役の高杉くんが、個人的には一番印象に残りました。
自分の感情はどこへ置いてきたのだろう。
彼の言動が全体の雰囲気に良い意味で緊張感を与えていた気がします。
マイちゃんの根が優しい感じも好きでした。
吉川愛さんが、あの吉田里琴ちゃんだったことには驚きです!!
人はなぜ生きるのか。たしかに不思議なことですね。
近いうちにもう一回観ます!!
タイトルが気持ち悪い
初めてポスタータイトルを観たときはホラーだと思ったが?
謎解きに特化した脚本
ちょっと違った
スッキリしないけど
ティーンエイジャー向け
集い
なかなかどうして
原作未読。
良い意味で裏切られた。
若い役者さんたちは、演技もしっかりしていて、なかなかどうして立派なものだ。
ストーリーはよく練られていて、ミステリー作品としてのレベルが高い。
あまり好きではないホラー要素は無し。
終わり方も後味が良く、気分良く席を立つことができた。
ただし、多感な年頃と言ってしまえばそれまでだが、参加者それぞれの自殺の動機が弱いのが物足りない。
さらに残念なのは、橋本環奈以外の登場人物が、どう贔屓目に見ても、大人にしか見えず、タイトルの『子どもたち』に違和感を覚えること。
それ以外は文句なし。
正直ナメてたけど、予想外に(失礼)面白かった。
やっぱり謎解きは楽しいな。
エンドロールも目が離せませんよ。
んー。
個人的最高傑作。
人生で一度でも死にたいと思った事のある人には是非観てもらいたい。私がそうであるように、そういう人には必ずこの映画のメッセージが受け取れるはず。それでも個人差あると思うけど。
サスペンス要素に関して予告と異なる印象はもちろんあった。でもそれ以外にも大切なことはいっぱいあって、自分の生と死に向き合う12人の子ども達に、私は励まされた気分になった。
予告で判断してイメージと違うのは否定しないけど、それで面白くないというのは筋違いな気がする。色んな意見があってもいいけど、この映画はそんな単純な作品じゃない。二回三回観て、また考えたい作品。
余談ですが、個人的に好きなキャラは2番と11番かな。笑この2人観てるだけで元気出た。勿論、演技は本当に皆素晴らしかった。とにかく若者は絶対観るべし!!
綺麗事を押し付けてこないのが良かった
予告編の林原めぐみさんの演技に惹かれ、劇場で見ました。
「死にたいから、殺さないで」のキャッチフレーズは、かなり上手いミスリードです。予告編から内容を予測して見たため、まんまと騙されましたし、その分思ってた内容と違い、若干モニャりはしました。
でもインパクトのある良い予告ですよね。
劇場予告5.1chで林原さんの「殺さないで」は鳥肌です。
タイトルに「十二人の」と付いている事から「十二人の怒れる男」「十二人の優しい日本人」を思い浮かべました。まんまパロディでした。
集団自殺の為に廃病院に集まった十二人は、実行するかの採決を採り、満場一致にならない限り実行には移さないと言うルールの元に話が進んでいきます。
ここまでは他の「十二人の〜」と同じ設定です。
今作のオリジナル点はそこに「謎の十三人目の死体」が居ること。
この十三人目が、集団自殺の行方を大きく左右していきます。
かなりミステリー要素強めです。
ホラー要素は薄めです。
予告では殺人鬼との追いかけっこでもするんじゃねえかって雰囲気出てますが、スリラー要素も薄めです。
ただ、飽きさせない演出で、ドキドキしながら楽しく観れました。
伏線も細かく貼られていて、注意して見ていれば真犯人にたどり着けるヒントがさりげなく仕込まれています。
ミステリーファンが「分かるかこんなん!!」とキレ散らかす事もないんじゃないでしょうか。
私は真犯人まで辿り着けませんでしたが!
※以下、ネタバレアリの本編感想です。
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自殺をテーマにした映画やドラマって、最終的に主人公や周りの人が、生きる事がどれほど素晴らしいかを解いて、自殺したい人は泣きながら改心するって流れが多いように感じます。
私はその薄っぺらい”お涙頂戴”な説教は大嫌いなのですが、今作はそんな脚本は無く…
最後、全員が笑顔で病院を後にするシーンはウーーーーンとなりましたが…
最後の採決が、「自殺をやめる」ではなく「中止」という、あくまでも「死の先送り」という表現に、なるほどと思いました。
彼らの中の数人は、きっとこの先も自殺と向き合いながら生きていくのだろうなと。
クライマックスの5番シンジロウ君の
「自分で決断できなくなる体になる前に、せめて自分の死を決断したかった。けど、生きるという決断も、立派な決断なんだ(うろ覚え)」
は、思わずグッと泣きそうになりました。
「死にたい」と思っている人に、「生きることは素晴らしい事なんだよ」と説くのではなく、自殺以外の選択肢を提示してくれる、良い作品だったと思います。
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