「逆の結末がよかったかな」十二人の死にたい子どもたち haginoさんの映画レビュー(感想・評価)
逆の結末がよかったかな
クリックして本文を読む
見に行くか迷っていて行かなかったので、やっとテレビで見ました。
正直、映画館で見るには、ちょっとつまらなかった。
単に集まって、推理して終わり?
サスペンス的な感じはあったけど怖くもないし、それぞれの過去もそこまでリアルにも感じられなかった。
多分親とか友達とか周りの人たちが出ないからかなー。
映画的には逆の結末がよかった。
最初に12人の集団自殺がニュースで取り上げられる。
その死について、周りの家族はどう感じたのか。
そして、12人が集まって、それぞれの思いや過去、自殺するまでを描き、その死の選択は本当に正しかったのか問うような…。
結局何がしたかったんだろう、止めて欲しかったのか?
最後の採決ですら府に落ちなかった。
自殺を考えて、本当に自殺をしようと集まった人たちが、そんなくらいでもう少し生きよう、自殺はやめようと思うかな?
そんな程度ならそんな場に集まらないと思う。
…と、かつていじめを受けて自殺を考えたり、どうやって殺してやろうとか思っていた私は思う。あの頃は思考が相当やばかった。
でも私は、自分の夢があったし、そこで死んだら悔しいし、相手の思うようになるのはムカつくし、学校に友達はいなくても、1人でもいいやと開き直り(これがまた反感を買う…)、元々の負けず嫌いが高じて、おかげで強くなったのでこうしているわけだけど。
夢を持ち、心を強く持ち、ここで思いとどまれる人が増えてくれたらいいな。
今のようにSNSで同じような思いの人たちが集まって、思いを共有できるだけでも羨ましいと思うけどな。
コメントする