「若者の生と死への葛藤を描いた素晴らしい映画」十二人の死にたい子どもたち しんたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
若者の生と死への葛藤を描いた素晴らしい映画
ラストの真剣佑が杉咲花との掛け合いに続いて、皆に対して主張するシーンは圧巻。余命わずかで最も死に近い立場である真剣佑が「ここにいる全員に」生きてほしい、自らも生きれる限り生きたいと決意した姿、「皆の続きが聞きたいよ」というセリフに涙がこぼれました。
終始強気だった黒島結菜さんのすすり泣きも良かった。
サスペンス要素もあり、伏線が回収されるところは面白い。ただ、少し設定に無理がある点と、マスクと帽子が何なのかよく見えなかったり、正面玄関の位置や車椅子で迂回するルートが分かりにくかった点は残念。
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