「有望若手役者粒ぞろい」十二人の死にたい子どもたち ねこさんの映画レビュー(感想・評価)
有望若手役者粒ぞろい
クリックして本文を読む
あ、なんかフツーによかった。
思ったより綺麗にまとまってる良作ミステリ。
このまんま、児童文学推薦図書とかにあってもおかしくないくらい。
ひねた大人の自分としては、もっとメンツのバックグラウンドや残酷描写あってもよかったかな。
沖方さんの原作はキャラをもっと掘り下げているのだろうか?
かれらは、みんな死ぬべき理由よりも、死なぬべき理由の方が多い若者たちだった。
主観的には「もう死ぬしかない」と思い詰める多感な年頃。
それでも、他者からみれば「あなたは生きるべき」と評価される。12人のメンバーに抱く想いとともに、自分自身も他者からみれば生きるべき存在なのだと気づく。
押し付けられるのではなく、自分の中から湧き上がる、自殺志望者へのあなたはいきるべき、という想いが重要なファクターなのだ。
まあ思ったよりアッサリしてたし、ネタばらしではドラマの24的なロジックがあんま面白くもなかったというか、ほーーん?て感じだったから4評価で。
それにしても、出演の若手たちはみんなこれからも活躍しそうな有望なこたちだ。あっぱれ。
コメントする