「タイトルのインパクト!」十二人の死にたい子どもたち Dさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルのインパクト!
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原作未読で予告編だけ観ただけなので
十二人の中に殺人鬼が混じってて
次々殺されて最後は誰もいなくなったみたいなサスペンスだと思っていたら
感動する映画でいい意味で期待を裏切られた。
前半は「十三人目の死体」をめぐり
誰が殺してここまで運んできたかを
実証したり犯人探しに重点がおかれ
誰が怪しいか考えたりして観ていた。
その過程で十二人それぞれが「なぜ死にたいのか?」が明らかになっていき
本人は死んで解決すると思っていたことも話してみると死なないで解決できる方法がわかったりする。
十二人いるから「死にたい理由」が
そこまで深く説明されないから感情輸入しにくいが現代でも問題になっているいじめだったり病気だったりして
今生きていてつらく感じている
特に未成年に向けて強いメッセージを
伝えている作品だと思う。
キャストも杉咲花・新田真剣佑・北村匠海・高杉真宇・橋本環奈など
若手実力派の俳優ばかり。
生きていると死にたいと
思うほどつらいことがあるけれど
死にたいと生きたいはコインの裏表のようなもの。
裏だとしても表になる。
辛くても一人じゃない。
十二人の死にたい子どもたちは
十二人の生きたい子どもたちに
変わり今日を生きて行く。
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