ザ・ミストのレビュー・感想・評価
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物理法則無視のご都合主義
物理法則流体力学無視の毒霧にあ然。が
毒霧自体が意思を持つ生物なら、話は別。
致死量の設定が曖昧。
感情移入する以前に以上の事が気になり
エンディングを迎えた。
爺さん婆さん、最後のシーン、タイタニ
ックのもろパクリ
タイトルに釣られて。パチもんかな?と思いきや、かなり面白かったです。
“ザ”が余計に付いただけでしょ?なんか怪しい…と訝しがりながらも、最後まで観ました。
ところがどっこい大作!ほんまもんの『ミスト』にも負けず劣らずの佳作でした。
それはちょっと言い過ぎかも。でも、決してしょーもないパチもんではなかったです。はい。
そもそもがね、霧の正体が何なのか、一切説明がないところがよかったの。
こういう不条理系スリラーって、謎解きしちゃうと、途端に面白くなくなるの。
批判覚悟で書くんですが『進撃の巨人』 あれね、巨人の謎解きし始めてから、白けてしまったの。私は。
「謎は謎のまんまの方がええんとちゃうのんか!」って思って。えっ、そんなの思ってるのって私だけ?
古くは、私の好きな『ザ・チャイルド』だとか。古典的名作と言っても過言じゃない『ゾンビ』だとかさ。『ミスト』でも、そう。
なんでそうなったのかが、謎のまんまだからよかったの。
「なんで、そんなんなったん?なんでなん?」という不条理って怖いじゃないですか。
原因が???だから解決のしようがないもん。何も太刀打ちできないもん。
霧に包まれた街の風景が、とても綺麗だったんですね。見慣れない俯瞰のシーンが斬新でした。
ラストはね、なんで娘が助かったんかが、本当に???だったんだけれど。そもそもが謎だらけなのに、そこに説明求るのは野暮ってもんです。
珍しく両親の離婚話じゃなかったしさ。フラグも立ってなかったのにドラマチックに奥さんと辛い死別を描くとか。老夫婦のくだりも泣けたしさ。
めでたくハッピーエンドのラストかと思いきや、まだ最後の仕掛けが用意されていたのね。
理由は???なままなんですが、外気でもへっちゃらな娘たちと立場が逆転してしまったってオチ、嫌いじゃなかったです。
ってか、ママさん結局無駄死にだったってこと?パパさんの奮闘も、丸っきり無駄骨折りだったってこと?
なら、これってまんま『ミスト』のオチとおんなじじゃん。
パクりとまでは言わないけれど、着想は得たんだろうなぁ、きっと。
観終えてみれば、結果オーライのグッジョブ映画でした。
犬や元警官のエピソードが余計だったかな?と思ったけれど、本作は90分という理想的な尺だったのね。
省くと短くなりすぎか。
こちらで皆さんのレビューをちょこっと拝読したんですが。イマイチ…という方々、結構いらっしゃるんですね。
平均点も芳しくないし。
一方の私。前回の『ドリームプラン』を酷評したりさ。
ほんまに映画見る目があるんやろか?と、かなり不安になってきました。
突如としてあらわれた霧
パリの地下かからガスが湧いてきて吸った人たちがバッタバッタと倒れていく
映画なんですが明らかに動物(犬)がしんでいなきゃおかしいところから
犬が走って主人公を追いかけてくるシーンは謎でしかなかった
あと主人公がガスを奪ったりあんまり正当性を感じない行動をしてしまうので
見ていてあまりいい感じの映画ではない
パニック作品だけど静かな映画。実は深い映画だと思う。
スティーブン・キングのミストと勘違いして観たのですが、これは大当たりでした。考えさせられた映画ランキングとしてはかなり上位です。
作品自体は地味ですが、暗示に満ちていて面白いです。いろいろな見方ができるのかもしれませんが、インターネット社会へ本格的に変わろうとしている昨今の世代差・性質差などによる順応性の深刻な差異を暗示しているように感じました。正体が分からず全体像は見えず人によっては即死するほどに受け入れられない霧はサイバーに似ています。
生命維持装置であるカプセルから出られなくても狂うこともなくおとなしく成長している子供たちの姿は(オンラインで友達と会話。恋心も知る)、ここ10年は現実でもよく見る光景で、映画の子供のように病気ではないもののスマホ片手にいつまでもベッドにいる子供たち(大人もそういう人が多いですよね)の姿を彷彿とさせました。映画の子供たちはあくまでも病気でカプセルの中にいるので現実世界とは違いますが。
「このままだと警察や医者や電気技師も全部いなくなる」という夫婦の会話がありましたが、死の霧によってほとんどのパリ市民が死んでいるなかで特にそうした組織が無くなることを危惧するというのもパニック映画としては突飛ですがリアリティがありました。
日本では(失礼、またリアルトークです)政治やマスコミがオンラインによって経験がないほどの軽薄さを帯びてきていますが、今まで積み重ねた社会システムが無くなる危機を迎えているのは映画と同じで、社会のシステムが崩れると当然社会システムに身を委ねることもできなくなるので、環境に順応して生き残れるタイプの子供たちは世界を1から作り直す必要があるわけです。その新しい力とされるものがもしもカプセルの中にいても(現実世界ではベッドに寝ているだけでも)発狂しないような性質に寄りかかるものならばちょっと恐ろしい行く末になりそうだなぁと思ったりしました。
映画冒頭で、呼吸器をつけた高齢者が「もっと酷い時代を生きてきたんだ」と自分を励ますように言いますが、アメリカの元防衛庁長官が書いたサイバー戦争の本の「戦争中の方がはるかにマシだと思えるような酷い時代(影で戦争以上に人が死んでいる)が来るかもしれない/来ている」という言葉を思い出してしまいました。今のこの早急な進化については、新人類・新しい時代・新しい価値観という、時代がリニューアルする際に「従来使われるスローガン」に当てはめるには、若干、若年層からして消え過ぎですね。死人の数が多すぎる。また適応できる人と死ぬ人の性質差を考えると必ずしも前向きな進化ではないかもしれません。
すみません。
ついつい映画と現実世界と混ぜて感想書いてしまいました。
サイバー問題は核問題以上にどうにもならない問題なので話題にすると頭がおかしい人になるので(なんかじゅうぶん頭がおかしい人っぽい気がする飛躍した感想ですが^^;)話しづらいんですけどこの映画はサイバー問題に当てはめると大体の駒やセリフが腑に落ちる気がしたので、書いちゃいました。でも映画はもちろんメルヒェンですよ。単なる暗示を楽しむもの。
観たことない人はぜひ観てみてください。こんな見方もあるよってことで。パニックにも近未来にも振り切れていない分ダサさがあってそのダサさが妙にリアルでした。不思議とあとを引きます。
見終わった後から考えて納得する映画
観ている時は、他のレビューでも書かれている通り、スケールが小さいように感じたり、主人公である両親のドジにもどかしさを感じていました。最後のオチにも「なんだそりゃ!」と思いました。
あの両親はずっと娘のために必死で病院を探したり、地震が発生した後もずっと娘のために必死で酸素を探したりバッテリーを変えたり防護服をとりに行ったりしていたのに、
実際は娘には必要なかった。
災害が発生した後娘が生き延びるために必死でやっていたことは全く必要ないことだったのに、それに気づかず父親は怪我をし、母親は亡くなってしまう。
その展開を頭の中で反芻していた時、ふと思いました。
これはヘリコプターペアレントへの皮肉なんじゃないか。
この映画では、ミストが発生した原因やミストの成分が何なのかということに一切触れていません。
つまり自然災害の恐ろしさを伝えたいわけでも、温暖化防止を訴えたいわけでもない。
ただ自分たちが「この子は私たちがなんとかしなければ生きていけない」と思っていた娘が、全く親の力を必要とせず、平気で生きていけている。
ラストはそのことを痛烈に感じさせるように仕上げています。
そう考えると、その制作側の狙いをストーリーが展開する中で、観る側に気づかせずに作ったということに、この映画の力を感じました。
そして、もう一つ観た後から考えると、むしろ良いと思えた点は、父親がこの災害直下でスーパーヒーローのようになってないところです。
実際、こんな恐ろしい災害が起きた時、一般市民ができることなんてたかが知れてます。
焦りと恐ろしさで頭が回らなくなるのは当たり前。ハリウッドのような、何故かダメなパパが突然スーパーヒーロー並みの動きをする方がやっぱり変です。
盛り上がりには欠けるが、ラストシーンが心に残る
フランスのSFスリラー。突然、地震が起こって、毒素のある霧が人間を襲ってくる話。
最初は霧が津波のように襲ってきたのですが、一旦、広がってしまうと、ある一定の高さを超えることなく、静かなものでした。
問題は、カプセルの中でしか生きられない免疫不全のような病気をかかえた少女をどうやって救うかということで、両親がパニックの中を酸素ボンベを付けて奮闘します。有毒な霧にやられる以前に、次々と二次災害に襲われるのですが(野犬に追いかけられたり、火時にあったり、川に落ちたり……)、問題が起きている範囲は非常に狭く、そのわりには、霧についての説明もなく、少女の病気の詳しいこともわからないまま。人間を襲ってきた野犬はあんなに元気なのに、別の犬は何故死んでしまったのか。「謎」はいっぱいあったのですが、面白くない映画だとも言い切れず、最後まで退屈することなく観ました。
エンディングは、筒井康隆の短編SFか星新一のショートショートのようで、私はわりと好きでした。心の中でちょっとクスリと笑ってしまいました。
世にも奇妙な物語
死の霧に街が包まれるという設定が面白そうだったので観ました。
このようなサバイバル・パニックものだと、食料の調達だとか暴徒からの逃亡だとかが定番だと思いますが、本作は病気でカブセルから出られない娘の生命維持が本筋。
非日常感は面白かったと思います。
どう考えても合理的じゃない行動ばかり取っているのは状況が状況なので正常に判断できてないという面もあると思うのですが、霧についての説明がないのでご都合主義的な部分が目に付きました。
・霧は3階以上には上がってこない(重いのかしら?)
・とにかく上がってこない(風とか吹いてないの?)
・10cmでも霧より上にいれば大丈夫
・マスクの隙間から入ってくる程度なら吸っても平気
・一部の犬には効かない、そしてその犬は凶暴化している
霧についてちゃんと説明があれば、この辺も納得して観られたかもしれません。
まぁ、世にも奇妙な物語みたいなものだと思えば、ご都合主義な部分や娘にはガスが効かない設定も含めて楽しめると思います。
見方
行動に非効率さを感じる所が多々あった。でも、それを含めて人がパニックになる様を描いてるのかなと考えればある意味リアルだったとも取れるかも知れません。
最後のシーンは父と娘の立場逆転というところから、環境の変化に適応した者、そうでない者とで悲しい末路を迎えてしまった気がします。
案外ヒトの絶滅ってこんな感じなのかもですね、、、。
フレンチらしい皮肉
タイピストと彼女は秘密の俳優さんが、お父さん。
奥さんは、キュワレンコ
この霧はなんなんや!
そして、空回りする
覚悟を決めた老夫婦の
天晴れさ!
ラストは、皮肉だな!
残念・・・
世界がガスに覆われる設定は良かったけど…
色々と不完全燃焼な映画でした。
子供の病気の詳しい設定も欲しかったし
ガスの出所も何で出たかも分からない。
子供がなんでガスの中で無事なのかの設定も説明もない
父親が警察を殺したのにその後悔も心の葛藤もない
途中の犬に追われるシーンも何にも繋がってなくて…
途中ですれ違った人も意味ありげだったのに何もなし
何も複線が回収されないまま終了。
作り的には面白い映画だっただけに残念でした。
いたずらに評価が低すぎるので支援
「みんながみんな同じような遺伝子を持っていると、環境が急激に変化した際に絶滅してしまうリスクがあるため、遺伝子には多様性が持たされている」という生物論を頭に置いて観る映画。
遺伝子上の自己免疫疾患という病人扱いだった娘は、環境の変化が起きた際に人類の絶滅に備えて(結果論的に)「進化した」存在であったということ。そして健康体であった両親達は、環境が変化した新時代においては環境に適さない「旧時代の」遺伝子を持つ病人扱いとなったということ。
その観点から観れば、エンディングの演出まで含めて評価できる映画だったと思います。
ただ、「まるで地獄だ」と言いつつ屋根から遠目に暴動を眺めてるだけ、化け物に追いかけられているように見せつつ実態は犬に追いかけられてるだけ、そのようにパニックやスリルの部分があまりに小スケールすぎたので、ハリウッド的なスケール感を脳死状態で楽しむことに慣れてる人にとってはショボく感じたかもしれませんね。
また、母親が死ぬところなんてポリ袋でも被って行けば問題なかったわけだし、橋から落ちたり爆発に巻き込まれたり不注意すぎるし、確認もせずに持ち帰ったスーツが壊れてたり、バイクいっぱいあるのに最後の最後まで使わないで徒歩移動で時間も酸素も無駄にするし、バイク使ったら使ったで視界が悪い中スピード出しすぎて事故るし、ほんと登場人物全員IQ低すぎるが故に自ら追い詰められてた辺りは、評価を下げざるを得ないです。
ただまあ総じて、ストーリーなんて何もなくオチに全振りかつ全体的にほんと酷いB級映画だったキングの方のミストよりは遥かに良かった。3.5くらいが相場の映画かなとは思いますが、支援的な意味合いで4.5とします。
見る価値なし
母親が命をかけて助けた意味がない
世話になった老夫婦に、あなた達も助けます!と言うが断られてアッサリ残念です‥と即答したり(笑)
突っ込みどころ満載で笑える話
原因も不明のまま終わるクソ映画
見るだけ時間の無駄
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