長いお別れのレビュー・感想・評価
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映画館で鑑賞。 泣かせたい、笑わせたいってのが頻繁にあるんだけど、...
映画館で鑑賞。
泣かせたい、笑わせたいってのが頻繁にあるんだけど、どのシーンにも共感する事が出来なかった。泣きも笑えもしなかった。(唯一、離婚して離れていた子供と面会するシーンだけは涙が出そうになった)
認知症もなんかリアルティに欠け、終始話しの中へ入っていく事が出来なかった。人工呼吸器は結局どうしたんだろう?まあ、どうでもいいんだけど。
伏線をはり、後で繋がるっていう映画の王道的なものも頻繁にあるんだけど、わざとらしくてこれもイマイチに感じた。お小遣いの話し、ポンカンあめ、もみじの葉、じゃがいもなど。
ただ、俳優さん達は、皆さん演技が上手でした。
監督の前作、湯を沸かす…が良かっただけに期待しすぎたのかもしれません。
最後の校長先生のシーン 孫はどうなったの?
とてもいい映画でした。
私も認知症になるような気がしてなりません。
どうすればよいのでしょう。
アメリカ長女家、なんでだろう? しれ―ッとした空気が漂っています。
旦那は悪い人ではないのだが。
気になるシーン。
息子(孫)は、あれは退学処分?
もやっとした気分で映画が終わりました。
登校拒否になってしまった息子(孫)
その後はどんな人生を選んだのかとても気になります。
心苦しいのですが、批判的な立ち場でレビューします。
相性の悪さはどうしようもないということでしょうか。
『湯を沸かすほどの熱い愛』について、
❶黒焦げの遺体が風呂釜に残るであろうこと、死者への尊厳の欠如、愛する母親の遺体がそう扱われたことに無頓着な遺族(死体遺棄という犯罪への加担でもあり、ユーモアとしての許容範囲を超えるのではないか、と個人的には感じています)
❷いじめ被害者や家族への配慮の無さ(下着姿にまでなってわが子、それも女の子が闘うことを望む親がいるのだろうか)
を主な理由として、批判的な立場でレビューしました。
前回、個人的な思い込みが強かったという可能性もあったかもしれないので、今回はなるべく客観的で公平な見方を心掛けて鑑賞したのですが、やはり、ダメでした。
この映画で気になったことを箇条書きすると下記の通りです。
❶原作には無い万引きシーン
認知症の方が実際に起こしてしまう可能性、認知症を口実に犯意を否定する事例。どちらも取材に基づき、本当にあることとして描いたのかもしれません。だとしても、介護してる方の心労やいたたまれなさを想像したら、わざわざ描く必要は無いのではないでしょうか。また、スーパーの店長さんや幹部社員と思われる方の対応もあそこまで悪辣に描くのは日々万引き対策に苦労している現場の人への配慮にも欠けると思います。多くの現場の方はもっと人間的な対応をしているはずです。
❷風評被害への配慮不足
フクシマの事故について、当時外国では放射能漏れの危険性を声高に叫んでいたのは事後の報道で知る限りたぶん事実だと思います。なので、原作では心配のあまり結果的には過剰反応だったことが分かるように書かれていますが、この映画では、セシウムが東京圏でもかなりの警戒レベルだったように受け取られてもおかしくないように描かれていたように思います。風評被害の悪夢(農作物、イジメ、差別的言動など色々な場所で多岐にわたり、発生したと記憶しています)を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。そう思うと安易な扱いのように思えるのです。
❸今度は遺体ではなく、衰弱した患者への思いやりの無さ
誕生日会の小道具のひとつである星模様の円錐形の帽子。
15センチも動かしたら、人工呼吸の管が外れてしまうかもしれないし、床ずれにも影響するのではないかと心配になりました。勢いあまって他の部位を骨折するかもしれないわけですし、意識があろうがなかろうが、あの奥様がそんな夫の体への思い遣りのない悪ふざけ⁈に近い行為を一緒になって行うことに違和感がありました。
中野監督は総じて、当事者の心持ちや関係者の受け止めようへの想像力よりも自分の技巧的な泣かせの演出の方を優先する方のように見えてしまうのです。
中野監督ファンの皆さまには、一片の違和感もないのでしょうか。
などと書くと感情的に噛み付いてるように見えますが、この映画の良いところもそれなりには分かってるつもりです。ただ、自分の感覚が異常なのかな、とついつい不安になってしまっただけですので、お気になさらないで下さいね。
家族の話。
あの「湯を沸かすほどの熱い愛」の監督作と知って、慌てて観に行った。
山崎努主演、このタイトル。なんとなくストーリーは想像できる。(原作を知らないので)
ラストは大泣きなんだろうなと…
オープニングの、全くストーリーに絡んでこない少女二人。
そのあと、途中クスクス笑いながらしばらく物語に引き込まれてて、すっかりこのオープニングシーンを忘れていた。
そして後半、そのオープニングに戻るとクライマックスとも言えるあの名シーンへとつながる。
ずっと戻りたかった場所…
娘たちの日々の困難も、ギューっとしてなんとかしてくれそうな父親だったんだろうな。
だから認知症になっても家族皆で見守り続ける。
ちょっとピントずれてるけどいつも家族のことを考えてる母親が、何しろあんなに愛してやまないのだから。
そして、なぜか分かり合ってる孫との関係。ここがこの映画の一番のキモかもしれない。
観終わったあと、決してハッピーな終わり方ではなかったけど、結末は見えてただけに監督の前作同様爽快なラストだった。
謎のお誕生日帽子(笑)
あーこんなんあるあるって思いながら、ウチにもあったかも…と、なかなか思い出せずにいる。
個人的には良い日本映画
泣き笑いあり、楽しめる映画でした。
原作は未読だが、一点だけどうしても腑に落ちない所がある。
物語は2011年以前に遡り始まる。
合間で何年後と出てくるから、徐々に3.11の日付に近づいて行くことが分かる。
そして遂にその日が来る。
やはり、東日本大震災に物語も触れていく。
ただ、そこに物語として大きなターニングポイントを感じられなかった。
日本人の大半が共通認識としてある大震災、多くの方が亡くなられている。
その事を扱うにはあまりにも軽く触れているように感じ、その描写事態が作品にとって蛇足となっているようで残念だった。
※監督や原作者批判とかでは無い。個人の感想です。
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