ライリー・ノース 復讐の女神のレビュー・感想・評価
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女版ブライアン・ミルズ
予告を見てまず思ったことは96時間のような印象を受けた。監督も同じでその理由も納得ができる。
物語は“復讐劇“の一言でそれ以上のことは起きない。ただ愛する人の為に闘う姿は格好良く、自分の子だけではなく子供を何より大切にしている。そのためボスを殺すのを止めるかと思ったが、スカッとするくらいキレイに殺してくれた。
悪徳警官があいつだったとは…ただ良心もありそうな警官だったので死んでしまって残念。
二作目も作られるか?とも思ったが復讐相手がいないから難しいだろうか。
余計なサイドストーリーは一切なく目標に一直線なところはシンプルでわ...
余計なサイドストーリーは一切なく目標に一直線なところはシンプルでわかりやすくて良かった。
普通の主婦がここまで強くなることはやっぱり無理があるから5年間の過程をあえて見せないでご想像にお任せします、なのは逆に有りかなと思う。
アル中の父親を懲らしめたり復讐相手に娘がいると知って気持ちが揺らいだり、そういう母親の部分を少し残しつつも最終的にはしっかりやり遂げて悲しいんだけどスッキリもする。
面白かった◎
話は単純なんだけど…
ジョン・ウィック並のガンアクション!夫と娘をギャングに殺され、ギャングや弁護士、悪徳検事、判事に次々と復讐していく。バンバン撃っていく様が爽快。5年前まで普通の主婦がプロの殺し屋になれるか〜!と突っ込まず、見ると気持ちが良い。刑事のジョン・オーティスはやっぱり味がある。裏切り者は分からなかった。
ジェニファー・ガーナーのかっこよさに尽きる
物語は予想を大きく裏切ることなく進む。最後のシーンでひとひねりほしいなあと思ったらひとひねりあって終わった。しかし逃がしてどうするつもりか。続編があるのだろうか。
主演のジェニファー・ガーナーのかっこよさと切れのある動きに尽きる映画であるが、1972年生まれとは。
邦題について。
「ライリー・ノース」の部分は人名である以外の情報は特にないし、「復讐の女神」は大げさで、原題の「ペパーミント」そのままでよいと思うのだが。
復讐劇は感情移入しやすい
アクション映画ではよくある家族を失って悪と戦う復讐ムービーなんだが、やはり復讐劇は主人公に感情移入しやすくとても見やすい。
ましてやライリーは愛する娘を失う。映画作品とはいえ子供の命を奪うのは観ていてやはり胸糞悪い気分になる。その分やはりライリーに感情移入をしやすくなり、敵を倒すシーンに興奮を覚える。
ストーリーは上記にも書いたとおりありきたりの復讐動機で、普通の主婦が5年間でジョンウィックさながらの腕を持つところには違和感もあるが、この作品はそれよりも軽快に悪を倒すところに楽しさを求め鑑賞するとスッキリしる。
最後は病院から逃げ出す(逃してもらう)訳だが、次回はライリーは誰のために戦うのか楽しみにしたい。
とても分かりやすく見やすい作品なのだから、次回はもっと上映館を増やしてほしい。
96時間の女性版
リアムニールセンを戦士にした監督さんの作品。
今回は、ジュニファガーナが、夫と娘を惨殺され
身体を鍛え、復讐に挑む話だ。
まあ、ありえる?ってあるけど
娯楽作品としては充分だ。
ジョディフォスターのブレイブワンを思い出しますね。
最強ママのメリケンサック!
深手の傷も何のその。ホッチキスを打ってテープでぐるぐる巻き。そんな冒頭でのいきなりの復讐劇が気持ち良い。悪人を一人始末してから5年前に家族を殺されたエピソードが始まるのですが、その時点で『キル・ビル』を意識していたのではないでしょうか。作りこみ方は『96時間』監督だけあってさすがとしか言えないほどで、アドレナリン増加と爽快感を提供してくれます。
単なる復讐劇と侮ってはいけません。最初から最後までアメリカの現実である貧富の差をまざまざと見せつけられ、麻薬犯罪の横行、警察官の汚職、アルコール中毒を嫌っている描写が続きます。スラム街ではライリーが守護天使として有難がれ、事件発生率の低下にも協力していた。また、常に「正義」という言葉を使うところも違和感があるけど、悪を憎む気持ちに変わりはない。そんなライリーはヨーロッパに渡航して地下格闘技で鍛えて筋肉ムキムキになり、銃強奪も軍用のものしか選ばないという復讐マシンとなって帰ってきたのです。
処刑後に観覧車に吊り下げられ3人の実行犯の映像がホラーテイストもあり、わくわくさせられ、最後は命令を下した麻薬カルテルの首領ガルシアを打ち取れば終了!のはずが、悪党にも可愛い娘がいたために、とどめを刺せないところが彼女の唯一の弱点。やっぱりヒロインにも弱点がなけりゃね。
そして、「そっちか?!」と唸らせる警察内部の内通者。カーマイクルとモイゼスのコンビも良かったけど、ミスリードさせるカットもあり、まんまと騙されました。やっぱりアルコールが悪の第一歩なんですね。描き方は麻薬よりも悪そうだった(笑)。さらに、これを言ったら完全ネタバレになるけど、続編希望・・・
アメリカ人はヒーローやヒロインに飢えている?
ポスターから受ける印象ほど軽いママさんではなくて、それなりの痛みや重さを引きずりながらのリベンジ劇です。
意外なところで科学的捜査が出てきたり、登場時間の割に応援したくなるFBI女性捜査官なども出てきて、尺の割に濃密な作品です。
最近出たばかりのジョン・グリシャム(ジュリア・ロバーツのペリカン文書やトム・クルーズの法律事務所などの原作者で、リーガルサスペンスの巨匠)の新刊『Rogue Lawyer』(邦題:危険な弁護士)でも描かれていたのが、司法制度の問題点や警察への不信でした。金や金から生じるしがらみ(癒着と言った方が適切?)が大手を振るい、〝正義〟は一体どこへ行ってしまったのか?
反権力側のアウトロー弁護士の方が、困難な状況に置かれた中でも、実は正義の為に闘っている、という早く映画化して欲しくなるような、とてもサスペンスフルなリーガル・ヒューマンドラマです。
その流れで見ると、この映画も批判精神を結構、発揮してました。
・証人の服薬状況の一方的判断…反証の機会すら与えられず、精神を病んだ人と断定され、強制入院すらさせられそうになるリスク。被害者の方が救われないという衝撃。
・目撃証言がどれほどたくさんあったとしても〝ホームレス〟というだけで、証人として採用されない(認められない)現実…そういう背景を現場で知っているからこそ、あの癒着刑事は平気であの場でFBI捜査官を撃てたわけです。
〝悪徳〟に続く言葉を連想する時、多くの人が浮かべるのが、悪徳政治家、悪徳弁護士、悪徳刑事なのではないでしょうか。悪徳常務とか悪徳映画監督などとは言わない(笑)。
アメリカでは、無抵抗の黒人を殴る白人警官がよくニュースに出てくるし、本当に切実な思いでヒーロー・ヒロインを待ってる人が多いような気がします。
本当の正義の実現のためなら、超法規的手段であっても正義を実践してくれる人なら、ヒーローやヒロインを名乗る資格がある、ということだと思います。
「ボニー&クライド」? いえ「服部半蔵」です。
いや、俺、予知能力でも身についたんかと思いましたよ、ホンマに。何の事は無い、サプライズ無しの完全なるテンプレストーリーなだけで。ラスボスとの対決シーンを除いて。
モイゼスの制止を振り切りガルシアの息の根を止めたライリーに、一斉に発砲するロス市警。「えぇぇー、ボニー&クライドなラストかよ?天国からダンナと娘のお迎えが来るなんてのがラストショット?」なんて考えてしまいましたが。忍者な脱出で服部半蔵。最後もカリスマなダーク・ヒロインらしい幕引き。続編、やるんなら早くして下さい! 結構楽しかった!
ミリオタ視点からの萌えポイントは、S&Wリボルバーでの決着。散々がとこMK1911、MK23、アサルトライフル、ケル・テックKSGなんかぶっ放しといて、最後の最後がクラシックなS&W! わずか3インチのデリンジャーで決着を付けた西部劇があったよなぁ、なんて事を思い出したりしました。
予想通りに、野郎だらけのレイトショー。デートには不向きです。彼女と観てはいけない、容赦無しのテンプレ復讐劇でした。
テンポ良いし、スッとした!
とっても面白い
主人公のおばさんが、見た感じ普通の主婦で全然威圧感がないのに殺人マシーンなところが面白い。特にギャングのボスの自宅に単身乗り込んでコマンドーぶりを発揮するところが最高だ。無駄のない動きは特殊部隊の兵士のようで、容赦がない。判事を爆殺するところも素晴らしい。
ストレス解消にもってこい
復讐劇のラストは決まってスッキリ方を付ける。わかっていても思わず万歳。
しかも、女性が男性をやっつける、というのはストレス解消にもってこい <(_ _)>スミマセン。
ヒットガールやらワンダーウーマンやらキャプテン・マーベルやらに見慣れたせいか、ジェニファー・ガーナーはかなり弱々しくてハラハラもんでしたけど、カッコイイママさんヒーローでした。
原題:Peppermintの意味するものは?
オープニングクレジットが終わるや否や1976年製ゼネラルモーターズが誇る高級車Buick Electra 225の水色の車体が遠めからみても揺れているのがわかる。変なことをしてないだろうなと半分邪推して観ていると、車の中で生死を分けるような格闘を男女が繰り広げられていた。この映画の主人公ライリー・ノースの出番となる。それから5年前にさかのぼり、意地悪なママ友と言い合いのなっているシーンにつながる............そんなところを愛娘のカーリーにこんな風に突っ込まれてしまう。
What an asshole.
-Don't say that.
Well, she is.
-Well, maybe so. But still.........
You should've punched her lights out.
-"Punched her lights out," huh?
-You can't go around punching people who are jerks.
-Then you're just as bad as they are.
こんな風に愛娘をさとしてはいた彼女だったけれども5年後には実際に自分が巻き込まれるとはこの時は、微塵にも考えてはいなかった。そしてドラッグディーラーの組織を壊滅状態にするために徹底したバイオレンスアクションに突入する。その前に夫と愛娘のカーリーが殺される原因を作った意地悪ママ友のペグ、彼女がカーリーの誕生日をぶち壊したおかげで2人が射殺されてしまう。ペグからのこんな留守番電話がながれる。
Feel free to stop by, if you're not doing anything else.
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Hope to see you guys.
この文章だけでは、何の話か分からないのが当然で映画を観ていただくしか回答はありません。少し冷たい?
原題の"Peppermint" 昔は薬として現在はハーブと知られていてその精油されたものはアロマ剤として活用されているが、負の部分もあり、その刺激性において筋肉の振戦、皮疹などを引き起こすという悪さもすることがたまにある。
古くはギリシャ神話にも登場し、冥界の女王の逆鱗に触れ、ミントはあえなく草に変えられ愛する人の神殿の前で咲き続けたという逸話も残っていて、また自分の居場所を人々に知らせるために香りがあるとされている。
花言葉は、真心・誠実な愛・美徳とかあり、二ホンハッカには、"迷いから覚める"というものや"Verzeihe mir" という言葉も存在する。その美しい花言葉とは裏腹に雑草よりもその生命力の強さがあるところをこの映画の題名にしたのか?
一般の方やこの映画に信奉している方に言っておきます。個人的意見なので聞き流してください。いいですか!? この映画はっきり言って1977年公開の映画「ローリング・サンダー」と基本設定が酷似している。まず犠牲者が男女の違いはあれ子供と連れ合いが射殺されるところこや自らも犯人からの銃撃を受けて瀕死の重傷を負うところで、「ローリング・サンダー」では2人のベトナム戦争の英雄がギャングどもを一掃する話で、レーン少佐の部下ジョニー伍長を演じていたのが、今や押しも押されぬ名優の1人、若き日のトミー・リー・ジョーンズ。内容もさることながら、その脚本を書いているのが、ポール・シュレイダーという人で「タクシードライバー(1976)」や「ザ・ヤクザ(1974)」の脚本家として知られ、また最近ではイーサン・ホーク主演の映画「魂のゆくえ(2017)」では監督も務めている。
ほとんど台詞らしい台詞がない役のジョニー伍長、その中で唯一と思われるレーン少佐からギャングの居場所が分かったと聞くと
Let's go clean them up! ジョニー伍長が答える。
タランティーノ監督の映画配給会社"Rolling Thunder Pictures"は、この映画から名前を付けられている。
日本は自由な国で禁忌なものは除き、映画なんか何の制限もなく見ることが出きると考えている方は多いと思うが、このポール・シュレイダー監督の映画「Mishima: A Life In Four Chapters(1985)」においては違う。この映画は、三島由紀夫の生涯とその文学作品を題材にしていて配給元はワーナー・ブラザースでハリウッドでは初めてといっていいほど全編日本語を使い、映画のナレーションを担当しているのが、ロイ・シャイダー。製作総指揮には、フランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスというそうそうたる顔ぶれが務め、また第38回カンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞しているにもかかわらず日本ではビデオにもDVDにもソフト化はされていない。もちろん公開もされていない。一説には三島夫人の強い反対が原因と表向きにはなっているが、映像に"日の丸"や台詞に"天皇(Emperor)" という言葉が出てくるので右翼が騒動を起こすというあくまでも噂話を警戒するあまり映画人が自ら放棄したものによるところが大きい。
話が大きくそれたが、そしたら書くなってか? 一般の視聴者からは高い支持を受けているのにもかかわらず、それに相反するように批評家とされる方々から支持されていない本作。例えば、一般的なニュースの包括的な報道を避けているタイプで映画と演劇に特化した報道で有名なChicago Readerによると「なんぼうまくいっている映画でもタイミングが悪いと映画自体をだめにしてしまう。この映画の問題点は、かなり大声で音痴が歌うようなとこまでは、いっていない事だ。」また音楽や政治、大衆文化を扱うアメリカの隔週発行の雑誌Rolling Stone「リーアム・ニーソンができることなら、ジェニファー・ガーナーだって彼よりはもっとよくできる。おや!この映画、笑いが出るほど酷くて、しかも"96時間"撮った監督とは思えないほどとてつもなく信じがたいものである。だから観客以外は誰もここに連れていけない。」ルポルタージュ、批評、エッセイ、風刺漫画、詩、小説などを掲載し、またレビューやイベント情報はニューヨーク市の文化を主に取り扱っているNew Yorker「取りにくいスライムの後を残すように、もし仮にこの映画が作られなかったら、一般の世の中にとって、良い感じとなったものを........!」
時たま、愛娘カーリーが生き返ったと思わせるような母思いの彼女が登場して泣けるシーンもあり、アクションもかなり頑張りの見えるところもあるけれども、所々でスタンドダブルのご登場がわかるシーンも見え隠れしている。女性が大勢の大男を倒していく? Neo-noir映画? アクションスリラー映画? 考えの狭いものにとってはどれも正解ではなく、ただのファンタジー映画と考えて観ると入りやすくなるのかもしれない。
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