劇場公開日 2019年12月27日

  • 予告編を見る

「懐かしさに涙」男はつらいよ お帰り 寅さん bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0懐かしさに涙

2019年12月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

松竹のマークと主題歌の前奏。それだけでこみあげるものが。少年時代から盆暮れは寅さんの時代があった。二本立ての併映は変わっても不動の四番バッターだった。

そんな中、存命の懐かしい面々。みんなの居間の上がりに手すりが、博はチェアのほうが居心地良さそう。ああ、時代を感じる。

落語のまくらのような夢シーン。本編につながるこのスタイルは変わらない。
満男やさくらだけでなくリリーや泉を懐かしく見る自分。この人たちは、僕の心の家族のようだ。思わず涙。

笑い、泣き、ほのぼのと。満男の目を通して、観客席の僕も寅さんを思い出す。「寅さん、ありがとう」と言いたい。

Bluetom2020