「それでも日本より百倍マシなアメリカ!」華氏119 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも日本より百倍マシなアメリカ!
ドキュメンタリーはちょっと難しそうと思ってましたが
マイケル・ムーアの作品は
思わず笑ってしまうとてもライトな入り口から
だんだんに問題の深刻さに迫ってゆく鮮やかな編集で
政治に疎い私でも充分理解できました。
トランプが大統領になってしまった!!
その瞬間、アメリカ全土が
「やってまった!!」状態で固まってる。
そこから、なぜこうなったのかを読み解く。
当時、日本のコメンテーターが全く語らなかった
(知らなかったのかもしれないけど)
実は底辺にはオバマの民主党への不信感などもあって
その上に、
テレビ等の泡沫候補いじりの悪ノリの結果であったこと。
そこから、それでも、
アメリカには新しい芽が育ちつつある!!
希望の光を最後に見せてくれている。
見応えがあります!
で、月に8回ほど映画館に通う中途半端な映画好きとしては
日本でテレビのワイドショーだけを観ていると
トランプの酷さだけを強調した番組が多すぎて
物事の本質をちゃんと報道している番組が
ほぼ無いように感じる。
日本もアメリカと全く同じ。
いや、日本はもっと深刻だと思う。
日本にはマイケル・ムーアも居なければ
正しい報道をマスコミ自体が完全に放棄している。
この映画のアメリカの記者のように
政府に踏み込んだ質問をしようとする記者を
日本は同業者の記者同士が排除しようとする。
そして、若い新しい芽を日本は完全に踏み潰してしまった。
できるなら、
今度はマイケル・ムーアに日本を取材して貰いたい。
そうすると日本は終わってしまうかもしれないね〜〜
あんまりニュースとかに興味無い人でも
例えば今の映画やゲーム世界で描かれているのものの
元ネタってこれなんだ!と言うふうに
理解が深まってよりいろんなコンテンツが
楽しめるんじゃないかな〜〜
一つはなれた隣の席に
まるで若い頃のマイケル・ムーアみたいな
白人男性が座って観てました。
時々もれる彼のため息が
事態の深刻さと滑稽さを示しているようでした。
@もう一度観るなら?
「タイムリーな問題なので今映画館で観なければ意味が無い!」