スパイネーション 自白のレビュー・感想・評価
全4件を表示
日本のジャーナリストも頑張ってもらいたい!
冤罪を扱ったドキュメンタリーやドラマは日本でも数多く作られてきたけれど、そのほとんどが殺人事件の冤罪であるように思う。この韓国作品は『共犯者たち』(17)に描かれている、マスメディアを追われた記者たちが作った非営利メディア“ニュース打破”によって取材されたもの。 ある日、脱北者でもある韓国の公務員ユ・ウソンが国家情報院によって北のスパイであるとして逮捕されるのだが、その唯一の決め手のなるのが彼の妹ユ・ガリョの証言のみ。序盤は彼女の悲痛な訴えから始まるのですが、国家情報院中央合同尋問センターでは「兄さんを助けてやる。一緒に暮らせるようにしてやる」という言葉に騙され、うその陳述をしたと打ち明けるのだ。可愛いタイプのガリョを見てると、つい応援したくなるおっさん目線。取材陣はウソンが北朝鮮に行ったという提示された証拠を、中国にまで飛んで、発行されたものかどうかを確認し、それが捏造されたものだとわかるのだ。 国家権力による捏造。日本においても今後は破防法を根拠にして、荒々しい捏造事件が多発しそうな予感もするが、正しい行いをしていればおのずと真実は捻じ曲げることはできないと信ずるしかない。ただし、歴史を見れば、些細なことでもいちゃもんをつけられ、無実であっても投獄されて人たちは数えきれないほどいるのです。殺人事件ではないので、『それでもボクはやってない』(06)を思い出しましたが・・・
全編ほとんどがインタビューシーン
もう少し拘置所や取り調べで拷問されたとか当時の体制側の人間にどう思いますかとしつこく聞き回ってってシーンばかりで具体的にもっとどこでどんな事があったのか詳しく表現してほしかったが!
民族の悲劇を政治利用するなんて極悪非道です!最後まで喰らいつくジャ...
民族の悲劇を政治利用するなんて極悪非道です!最後まで喰らいつくジャーナリスト魂に感心し、謝罪しない政府に恐怖しました。怨念同士の闘いの最後が民主化の勝利である事を祈る。
言論と報道の自由を守るために
タイトルは、国の機関が自白を強要し、脱北者を 北朝鮮のスパイとすることで国家体制維持を行うのは、 スパイ国家、警察国家、監視国家だという意味です。 スパイ国家、警察国家、監視国家では、言論も報道 の自由も制限される国家です。 言論も報道の自由も制限されるというのは、自由な 発言をする、報道をした場合、本人だけでなく家族 までの人権は侵され、地位、名誉、お金を奪われる 生活はできなくなるという意味です。 今も昔も未来も、スパイ国家、警察国家、監視国家は 程度の差はあれ数多く存在しています。 言論と報道の自由を守るためには、自由に発言し、 自由に報道する以外に方法はありません。 公正な報道を求める後援会員からの会費で運営されている 「ニュース打破」の人々は、自由な報道を守るために、 自国をスパイ国家、警察国家、監視国家にしないために、 「北朝鮮スパイ捏造」一角の以下の3つを自由に報道し、 映画化することで実践しました。 ・2013年、スパイ容疑で逮捕された「ユ・ウソン」 ・2011年、国家情報院で獄死した「ハン・ジョンス」 ・1975年、在日同胞スパイ事件の被害者「キム・スンヒョ」 日本では、日本政府と総務省は報道機関に政治的公平性 を求め、報道機関が自律的に政治的公平性を守るように して、日本政府と総務省は報道に介入していないと言い 張ります。 日本の報道機関が報道できるのは、日本政府と総務省に 「忖度」しているからです。 日本では、日本政府に反対する人々に、昔は「非国民」 今は「反日的」というレッテルを張り、言論の自由を 侵害しています。 自由に発言してみれば分かることですが、インターネット にも自由な発言を阻止する仕組みがあることに気が付きます。 自由に発言することで、自由な発言を阻止する仕組みを 破壊してきましたし、これからも破壊します。 映画を理解したいという人にはパンフレットの購入をお勧めします。 「共犯者たち」の映画のパンフレットと一緒になっていてお得です。
全4件を表示