劇場公開日 2018年12月1日

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「言論と報道の自由を守るために」スパイネーション 自白 ノリック007さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0言論と報道の自由を守るために

2018年12月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

難しい

タイトルは、国の機関が自白を強要し、脱北者を
北朝鮮のスパイとすることで国家体制維持を行うのは、
スパイ国家、警察国家、監視国家だという意味です。

スパイ国家、警察国家、監視国家では、言論も報道
の自由も制限される国家です。
言論も報道の自由も制限されるというのは、自由な
発言をする、報道をした場合、本人だけでなく家族
までの人権は侵され、地位、名誉、お金を奪われる
生活はできなくなるという意味です。

今も昔も未来も、スパイ国家、警察国家、監視国家は
程度の差はあれ数多く存在しています。

言論と報道の自由を守るためには、自由に発言し、
自由に報道する以外に方法はありません。

公正な報道を求める後援会員からの会費で運営されている
「ニュース打破」の人々は、自由な報道を守るために、
自国をスパイ国家、警察国家、監視国家にしないために、
「北朝鮮スパイ捏造」一角の以下の3つを自由に報道し、
映画化することで実践しました。

・2013年、スパイ容疑で逮捕された「ユ・ウソン」
・2011年、国家情報院で獄死した「ハン・ジョンス」
・1975年、在日同胞スパイ事件の被害者「キム・スンヒョ」

日本では、日本政府と総務省は報道機関に政治的公平性
を求め、報道機関が自律的に政治的公平性を守るように
して、日本政府と総務省は報道に介入していないと言い
張ります。
日本の報道機関が報道できるのは、日本政府と総務省に
「忖度」しているからです。

日本では、日本政府に反対する人々に、昔は「非国民」
今は「反日的」というレッテルを張り、言論の自由を
侵害しています。

自由に発言してみれば分かることですが、インターネット
にも自由な発言を阻止する仕組みがあることに気が付きます。
自由に発言することで、自由な発言を阻止する仕組みを
破壊してきましたし、これからも破壊します。

映画を理解したいという人にはパンフレットの購入をお勧めします。
「共犯者たち」の映画のパンフレットと一緒になっていてお得です。

ノリック007