「『教養はないが感情がある』」パッドマン 5億人の女性を救った男 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
『教養はないが感情がある』
サタジット・レイの『大河のうた』に出て来たロケ地がそのまま使われている。今ではサタジット・レイと言ってもあまり知られていないだろうが、淀川長治先生はチャップリンと同じ位好きだったはずだ。この映画はその要素がなんとなく含んでいる。つまり、インドの昔からのメロドラマが基本なのだろう。しかし、主旨に共感する。空気が読めない変態男ではない。いささか、脚色された部分もあろうかと思うが、男目線の罪なきフェミニストだ。
ナプキンでここまで話を作るのか?と笑ってはいけない。よく考えれば、全人類の約半分がそれに悩まされているわけで、本来は当たり前のことなのだろう。月や火星に人間を送り込もうとしているのに、女性は未だにナプキンを使っている。
さて、
ピルと言う薬がある。避妊薬である。この単語を口にすると、おかしな目で見られる。しかし、ピルは生理痛によく効くと言った事が確かめられている。
女性が国際宇宙ステーションに滞在なんて言う話で、女性の地位向上を喜ぶのではなく、ナプキンの要らない『何かを』を発明する女性は出て来ないものだろうか?それでこそ、女性の地位向上の繋がると思う。
追伸 エジソンを発明王とするが、彼はいくつかの発明はしたかもしれないが、教養はあったが、感情はなかった。いやいや、お金に対する感情しかなかった。だから、彼は発明王と言うよりも、偉大なる実業家と見ている。ノーベル賞を授けるなら、ノーベル経済学賞だと思う。
この映画の主人公もある意味実業家なのだが、彼には感情があった。つまり、女性の雇用まで、視野に入れている。日本では『ヤクル○レディ』なのだろう。だから、新しい経済を考えたと言う事で共感をしたい。
追追伸 インドの女優さんは綺麗だなぁ。みんなトレーシハイドみたいだ。