「男性は全員、観ませんか。」パッドマン 5億人の女性を救った男 maruさんの映画レビュー(感想・評価)
男性は全員、観ませんか。
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習慣に捕らわれず、目の前の事実と向き合い、周りに流されず、思考を働かせる。いつの時代も「考える」者が、行動をする。周りに合わせない=異質な者と視られるが、単にその思考に追いついていない。理解しようとしない。慣習にさらされ、幼いころから刷り込まれた知識で、小さなコミュニティで生きてきたのだから、「悪」でもない。
思考を停めた時点で、それ以上の発展はもたらされない。「考えようとしない」ことが、よくない。それを、ラクシュミはわかっていた。
このままもし妻が病気になったら、妹が病気になったら、自分が許せない。
妹がいたはずだが、これまで家の中ではさほど気にしなかった。だが、結婚して初めて、女性の抱える問題を身近に感じた。妻が、2001年には因習となったにならわしに捕らわれている。そこに「ナプキン」という改善策があるのに、病気という危険に直面しているのに、『何もしない』わけにいかない。『守る』と誓ったから。
なんと男気のあふれることか。ただ『守る』という目的のために、世間体も恥も外聞も気にしない。『守る』ために闘った、男の話。攻撃的なヒーローというより、ガーディアン(守護者)みたいな印象です。かっこいい。
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