「パ(ッド)ワー オブ ラブ」パッドマン 5億人の女性を救った男 takaさんの映画レビュー(感想・評価)
パ(ッド)ワー オブ ラブ
2001年インドの田舎村から始まった実話ベース物語。
この地方では女性の日では家に入ることは許されず
バルコニーで5日過ごし、食事も別に取る。
またナプキンは高級品のため、繰り返し何度も
使う不衛生な布を当て過ごす。
そんな妻や妹、母などの女性に対し
感染症を予防すべく安価なナプキン製造を
考え実行した男の話。
女性の日の事に触れるのはタブー中のタブーで
男性もその事に対して穢れと罵る文化の中、
ラクシュミはなんとか理解してもらおうと
何度も作っては使ってもらうのを繰り返す。
そこにはただ妻が感染症の末、死んでしまうかも
しれないと恐怖したが故の真っ直ぐな愛だった。
この映画は女性蔑視な国やその分野の知識の浅い中学くらいの男子、
何より妻のいる男性が見るべき映画。
妻への愛のみならず、屈しない精神。
不便なものを改善しようとする前向きさ。
失敗の先のチャンス、いろんなところにあるヒント。
業界人の助け。カスタマーの声。
さまざまなものを改めて学ぶ事が出来ます。
インド映画だという事で敬遠し観たいのはあまりに勿体ない
すごく完成度の高い作品。
コメントする