「想像以上に重かった」楽園(2019) miyabiさんの映画レビュー(感想・評価)
想像以上に重かった
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映画館で毎回予告を見ているうちに本編も観たくなって来た。綾野剛と杉咲花、その他ベテランの役者さんがたくさん出ているので、間違いはないだろうと思っていた。
あいかを殺した犯人は誰なのか?まず、そこが主題では無かった。私は観ながら、何度も救いの手を求めていた。誰かが助けてくれるのでは?と。でも、誰も助けてくれはしない。しかも、あいかを殺した犯人はわからなかった。問題はそこでは無かった。
集団心理?閉鎖的な村の中での犯人探し。本当に怖かった。証拠もないのに、怪しいという1人の言葉で犯人に仕立て上げ、炎に包まれるたけしを見て、安心する。それまで仲良くやっていて、色々と助けてもらっていた善次郎を突然村八分にし、最悪の事件まで発展する。現実でもこういう事件ってあったような気がするけど、ニュースでは側面しか報道しない。この善次郎の事件は、村の人たちの閉鎖的な考え方がどう考えても事の発端。
救いがない作品で観ているのが辛かった。まさか、たけしが序盤で死んでしまうとは。ラスト、あいかは生きているって事?難しい話だったなぁ。
見応えのある作品。
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