「楽園」楽園(2019) まっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
楽園
楽園とは、もしすべての事件が解決して犯人が
見つかったとしても、それに重要に関わる家族にはなんらかわりない。失ったことの方が大きいから
最近の映画は、分かりやすく共感したりキュンキュンできる映画が、番宣も含め、出演者の人気にあやかりヒットするのが普通化している、内容を見るとふざけた内容、映画を真剣に愛する役者さんが
心削って作り上げてる感じがない
だったらレンタルでも良い気がする
この楽園は、綾野剛さん佐藤浩市さんの身が削られながら再現されていて、そこへ杉咲花さんが
植本さんに、生きているだけで幸せ、未来へ希望を持っていると感じていて、本人に話しているが、
残された家族と同じように、事件直前まで一緒だった杉咲花さんにとり、生きている絶望を感じながらも
生きるしかない、笑いや忘れるなんて、こともできないことへ共感して見ていました
あの事件さえなかったら、普通に楽しく生きていたのに
どこか、現実社会に似た
震災や天災や不慮の事故を、人間誰しもなる絶望感
親族じゃなく、友達だから別に忘れてもよいのに
自分を責めている内容にしっかり
瀬々監督は、見ているかたに感じて欲しいと思い
この楽園を撮影されたと私は思っています
その杉咲花さんの感情を代弁するように
主題歌の一縷があって
ごく普通の生活がいかに大変か、
きれいごとにするんじゃなく、リアルな映画だと
私は思って見てました
村上虹郎さんが、なんでもない普通の青年だったら杉咲花さんは、心を許してなかったと思うし
苦しい、死と向きあっているから
そこに寄り添い、ほんのちょっとでも愛になり
生きる希望を作る役柄になっていると思います
どの映画も、基本、興行収入ありきで作品が公開されていて
興行収入なくても良い。観た方の人生が何か?今までよりも大切に考え、言葉の暴力、行動の暴力になると事件に関わるみんなが、壊れるんだよって
改めて伝えている映画だと思いしました
キレイごとだけでは、生きられない
この作品が、存在するだけで、1人1人大切に思う気持ちが現社会において足りないから
楽園は公開され、そして私も観て強く思った作品
共感や楽しさや、つじつまがある作品は、ドラマなどで十分できる
映画だからこそ、リアルなこと
相手に答えをもとめることが、できる作品が
この世に生まれると私は、思います
辛いのは当たり前、だって生きるしかないから
その辛さに寄り添うための映画だと私は思いしました