「戦闘シーンは見応えたっぷり」マイル22 しろくまさんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘シーンは見応えたっぷり
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同じピーター・バーグ監督、同じ主演マーク・ウォールバーグ作品の前作「パトリオット・デイ」が良かったので鑑賞。
ピーター・バーグ監督は、いま、銃撃シーンを描かせたらトップクラスじゃないか。
飛び交う銃弾が空気を切り裂く音。コンクリートに食い込む音。そして、薬莢が飛び散る金属音。サウンドデザインはリアルでハード。
映像は、主人公チームがハックした監視カメラの画面もときにカットイン。テンポと緊張感が小気味よい。
ほか、冒頭の強襲作戦や、インドネシアのスター、イコ・ウワイスが繰り広げる肉弾戦のシーンも見応えたっぷり。
盗まれたセシウムの奪還という目的や、第三国での戦闘などは、「ミッション・インポッシブル フォールアウト」を想起させる。
ストーリーは、なかなか練られており飽きさせない。
…のだが、ラスト、主人公側が負けるとは!
この手の映画で、アメリカが負けるとは思わなかった!
あんなに星条旗を大きく映し、主人公チームを愛国者の集団だ、とか言っておきながら、だ。
従って、結末にカタルシスはない。このことを良しとするかどうかは好みが分かれると思う。
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