「生きているって素晴らしい」えいがのおそ松さん ローチさんの映画レビュー(感想・評価)
生きているって素晴らしい
生きているって素晴らしい。クズでもニートでも生きること自体が素晴らしいんだとこの映画は教えてくれた。
うだつの上がらない6つ子がタイムスリップして、高校時代の自分たちと対面するという物語だが、今も十分痛い6人だが、そんな彼らからみても過去の自分は恥ずかしいものらしい。高校時代、良いことなんて何一つなかったと後悔だらけの6人だが、そんな彼らとて実は誰かに希望を与えていたことが本作では描かれる。
人生はそういうものだと思う。良かれと思ってしたことが誰かを傷つけるし、自分では全然ダメだと思っていた事柄が意外と他人には高評価だったり。良いこと1つもなかった、という自己評価の高校生活も他の誰からからはとてもかけがえのないものだった。
映画を観終わったあと、自分の高校生活を振り返ってみた。6つ子ほどではないがやっぱり恥ずかしい思い出ばかりだ。でもそれがだれかの助けになっているのなら、嬉しい。人生の素晴らしさを気づかせてくれる素晴らしい作品だった。
コメントする