「ジェームズ・ボンドの対極」ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 parsifalさんの映画レビュー(感想・評価)
ジェームズ・ボンドの対極
007を意識した作りが徹底されている。音楽、上司、秘密のアイテム、カーアクション、美女スパイ、悪役とのバトルなどなど。それに、今回は最先端のデジタルハイテクにアナログ世代が挑む。わかっていても笑ってしまう。独特の顔芸、動き、展開などが絶妙にブレンドされている。登場人物も、サッチャー首相にそっくり。007は、スマートに相手を倒していくが、イングリッシュは、自ら招いたドジで関係ない人を倒していく。美女相手に恰好をつけようと思っても、まったく恰好つかない。しかし、どのドジが上手く組み合わさり、奇跡が奇跡を産んで、最後は大団円。8時だよ全員集合のコントのようなもの。
最近のお笑いコントは、周りで盛り上げて、雰囲気を作っているだけという感じで笑えないことが多いが、そんな番組よりも、ずっとずっと笑える。
コメントする