「人間が持つ浅ましさ。日常に潜む恐怖の顛末。」劇場版ほんとうにあった怖い話2018 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
人間が持つ浅ましさ。日常に潜む恐怖の顛末。
【賛否両論チェック】
賛:日常に潜む恐怖体験を通して、人間が持つ浅ましい部分を垣間見ることが出来る。急に驚かせる演出も少なめなので、ホラーが苦手な人でもなんとか観られそう。
否:規模感はかなり小さく、演出的な部分でも好みはハッキリ分かれそう。
なんとなく、「劇場版 東京伝説」シリーズを思い出しました(笑)。真相が印象的な「音楽」や、女子同士のコミュニティから外れてしまう人間の哀愁漂う「孤独な女」、そして後日談も含めて人間の恐ろしい一面を痛感させる「殺人者」と、 三者三様の日常に潜んでいた恐怖を通して、人間自身が持つ浅ましさを思い知らされるようです。
ただ演技面や作品の規模感も含めて、好き嫌いは非常に分かれそうな作品でもあります。個人的には、「殺人者、その後」はちょっと前フリが長かったかなぁ・・・なんて思いました。
ホラー映画特有の急に驚かせるようなシーンもあまりないので、ホラーが苦手な人でも観られないことはなさそうです。普段ご覧にならない方は、怖いもの見たさで是非。
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