劇場公開日 2019年5月3日

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「クズでもザワザワでもないギャンブル」映画 賭ケグルイ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0クズでもザワザワでもないギャンブル

2020年6月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

浜辺美波が主演のギャンブル映画ということで、前々から気になっとりました。ドラマもアニメも何も知りません。完全なる初見です。

若手俳優陣、頑張りはしたなと。
映画である必要性は感じられませんでしたね。
見てないけど、ドラマ版の延長戦感がした。

学力もスポーツも無力、"ギャンブルの強さ"で生徒の階級が決まる名門校・私立百花王学園での生徒代表指名選挙のお話。

この映画の1番の魅力は矢本悠馬(※個人的な意見です)
もうね、ハマりすぎてるんですよ。
浜辺美波とはセンセイ君主、屍人荘の殺人、そして今作と何かと共演が多いですね。(あんまり絡まないけど)
矢本悠馬が出てきたらつい笑顔になっちゃいます。大好き。今日から俺は!!、楽しみだな〜

編集は上手かったです。
新たな登場人物が出てくる度に名前と立ち位置を出してくれる親切設計。文字が禍々しさを醸し出していて、悪に染った感じが良かったですね〜

ラスト20分はかなり面白かった。
中盤ででてきた伏線もしっかり回収。
丁寧な作りなので、見やすかったです。

なんで学校なのに先生がおらんのや!とかいう原作にケチつけるような所は置いといて、純粋に映画としてダメだった点を。

まず、緊迫感の無さ。
某有名クズ男ギャンブルは職もお金も何も無い、この勝負に勝たなきゃ人生終わりという崖っぷちで戦っているからハラハラドキドキする。
しかしこの作品は、主人公が常に余裕をカマしているので応援する気にもなれずワクワクしない。
しかもジャンケンなんて似たり寄ったりですし。

そして、棒読み演技。
浜辺美波が言う通り、福原遥はまだまだ。
感情がこもってなくて表面だけ必死な感じ。私的には彼女を好きになれないな...。
森川葵はラストシーンはなかなか良かったものの、こちらも感情が無し。伊藤万理華?って人は乃木坂らしいですね。頑張ってください。

戦闘シーンは100要らん。
なんで拳やねん。頭使えや、頭。
ポカーンとなりました。

30%のモヤモヤと30%のイライラ。40%分は矢本悠馬と高杉真宙の株上がり。
原作を何も知らないというのもあるでしょうが、あまり面白くなかった...。
浜辺美波はこれからも期待できますが...ね...。

サプライズ